- 作者: 上田正昭,鎌田純一
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2004/01
- メディア: 単行本
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神々の伝承は古代国家の成立と史書編纂にどうかかわったか。「古事記」「日本書紀」とならぶ貴重な古典「先代旧事本紀」の真価をとおして日本神話の実像と日本古代史の解明に正しく迫る対談集。
上田正昭:1927年兵庫県生まれ。京都大学名誉教授、大阪女子大学名誉教授。姫路文学館館長、世界人権問題研究センター理事長、高麗博物館館長、京都市学校歴史博物館館長、アジア史学会会長、社叢学会理事長、中国社会科学院古代文明研究センター学術顧問ほか
鎌田純一:1923年大阪市生まれ。国学院大学日本文化研究所研究員、皇学館大学教授等を経て、宮内庁掌典、現在は宮内庁侍従職御用掛、皇学館大学名誉教授
- 第1章 『先代旧事本紀』の復権
- 第2章 日本史話から浮上する古代史
- 第3章 『先代旧事本紀』の真価
- 第4章 天降る神、放浪する神
- 饒速日尊の降臨傳承
- 降臨傳承は物部氏の祖先の物語だったのでは?
- 神武の東征は邪馬台國の移動を暗示している
- 可美真手命は神武天皇の東征を妨げたわけではない
- 饒速日尊の降臨傳承は皇統を脅かすものではない
- 『旧事本紀』の一番大切な神社は伊勢神宮である
- 様々な神寶の性格的な違い
- 三種の神器
- 十種の神寶・八種の神寶
- 「比禮」とは何か
- レガリアは本当に三種か
- 權威のシンボルとしてのレガリア
- 十種の神寶は咒具
- 「比禮」とは咒布である
- 鎮魂祭に見られる『旧事本紀』の唱え言葉
- 御鏡と御劍御璽の扱いの違い
- 『先代旧事本紀』が伝える咒具としての神寶
- ヤマト朝廷の前進基地的な所にある物部郷
- 物部氏はデーモンを司った
- 石上神宮の禁足地に隠された寶
- 石上神宮は武器庫だった
- 『先代旧事本紀』は石上神宮と深く関わっている
- 第5章 『先代旧事本紀』に見る日本古代国家
- 大和盆地開拓史史料としての『先代旧事本紀』
- 『先代旧事本紀』が伝える建御名方神の出自
- 出雲と筑紫の深い関係
- 妻問い傳承から窺える日本海ルート
- 祭神が三柱であるということ
- 地名から推測する三柱の神のルーツ
- 物部は「物」に宿る奇しき力を管理する氏族だった
- 全國の神寶を管理していた物部氏
- 石上神宮は權力の及ばない聖地だった?
- 「大和」という表記
- 「日本」という表記
- ヤマト朝廷は何時出来たのか
- 「魏志倭人伝」は存在しない
- 卑弥呼以前にも邪馬台國はあった
- 『魏志』の信憑性
- 邪馬台國の位置の記述は間違っていた
- 國史編纂と外國文獻
- 雄略天皇と一言主神の関係から見える記述者の意圖
- 倭國から日本へ
- 『旧事本紀』から物部の排佛は読み取れるか
- 新訳のお經は何時入って来たか
- 客神として迎えられた「佛」
- 蘇我氏と聖紱太子の結びつき
- 聖紱太子と『旧事本紀』の結びつき
- 第6章 物部伝承は抹殺されたのか
- 聖紱太子の國書が煬帝を激昂させた本當の理由
- 聖紱太子の國書は大成功だった
- 変わっていた聖紱太子の姿勢
- 『旧事本紀』序文の執筆者は共治政治を理解していた
- 『旧事本紀』の神々は抹殺されたのか?
- 物部神話の衰退は中臣氏の抬頭と関係がある
- 中臣氏が神道の中心になっていた奈良時代
- 『日本書紀』は中臣の思い通り編纂さらた?
- 氏と姓と王族
- 聖紱太子が冠位十二階制をひいた理由
- 東亜細亜の冠位制
- 八色姓に見る道教の影響
- 貨幣の導入と古代國家の成立
- 「日本らしさ」の產聲
- 天武天皇に至る流れ
- 出家した大海人皇子(天武天皇)
- 天武天皇の治世──佛教・道教・神道
- 伊勢神宮の整備
- 大嘗祭と新嘗祭
- 天武天皇の時代から國家の根本が整った
- 第7章 『先代旧事本紀』の無宗教性が持つ意味
前半は良く「だから『先代旧事本紀』は読むべきである。」と言いますのでちょっと意欲的過ぎるかもしれませんが、
タイトルは『先代旧事本紀』の復権ですからもっともこの本の成立目的だから仕方ないと思います。
整体的は観ればお得の内容なので、興味がある方にお勧めます。
但し、本書は対談形式ですから、一応註釈を付けて読者に対する配慮が有っても、
この辺のことを詳しくない人なら何が言っているでさえ判らない可能があるかもしれません。
マリア様がみてる 21 薔薇のミルフィーユ (コバルト文庫)
- 作者: 今野緒雪,ひびき玲音
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/07/01
- メディア: 文庫
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■開拓動漫祭イベント、メイドカフェ・月読
http://www.uni-c.com.tw/
http://www.f-2.com.tw/forum/viewtopic.php?t=1928
飲食店に月読、何となく『日本書紀』で月読が保食神を殺した物語を思い出した。(縁起でもないが...)
飲食夜神・月天もそうでしたが...
■打ち水っ娘でアキバの気温は!?(玄史生さん情報)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1301094/detail
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1301094-13696/picture_detail
浴衣にメイドとは...
■藤乃静留/片恋艷花
恋の色って何やろね?
秋の海に映っているお月さん色。はんなり雪でしょう、真っ白い心色。桜散る散る思い出、乙女色。
ウチは、全部あんたの色で染めて見せますよ、このようの誰よりも、あんたの事を好きどす。
例え世界を敵に廻しても、そう、閻魔さんも神さんだって構しません、ウチは守って見せます。*1
会長。