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菅家文草
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136 續前,其八


    此是功臣代代孫 神明又可祐家門 況為進士揚名後 今待公卿採擇恩

    和明信。

菅原道真菅家文草』巻第一0136


聖徳太子伝暦
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 十六年三十七歲,戊辰,夏四月,小野臣-妹子,到自隋.隋使人-裴-世清等十二人,從妹子來到于筑紫.

 六月,到難波館.妹子奏曰:「臣經百濟之日,百濟人採掠隋表.仍不得上矣.」群臣議曰:「妹子懈怠,失蕃國表.罪合流刑.」具狀奏聞.天皇問太子.太子奏曰:「妹子之罪,實不可𥶡.然修好善鄰,妹子功也.於臣復有得先身所持之經而來.加以,隋使共來.有流妹子,彼使乍聞思復如何.」天皇大絓,赦妹子罪.

 秋八月,隋使入京.詔遣餝騎七十五疋,迎椿市之街.太子微服而看.世清遙見天子所居林上,語左右曰:「彼有真人之氣.」經其林下,下馬揖去.
觀者異之.隋帝書曰:「皇帝問倭王.使人長吏大禮-蘇-因高等,到具懷云云.」天皇問太子曰:「此書如何?」太子奏曰:「天子賜諸侯王書式也.然皇帝之字,天下一耳.而用倭皇字,彼有其禮.應恭而修.」天皇善之.

 九月,隋使還國.復以妹子為大使,吉氏雄成為小使.天皇召太子已下,而議答書之辭.太子執筆書之曰:「東天皇問西皇帝,云云.謹白不具.」太子奏,以高向漢人-玄理等八人,為學生而遣.

 此月望日,太子在斑鳩宮.入夢殿內,設御床褥.一月三度.沐浴而入.明旦,談海表雜事,及製諸經疏也.若有滯義,即入夢殿.常目東方金人到,告以妙義也.閉戶不開.七日七夜,不召御膳,不召侍臣.妃已下等,不得近之.時人大異之.惠慈法師曰:「殿下入三昧定,敢莫奉驚.」八箇日之晨,玉肌之上,有一卷經.設筵引惠慈法師.告曰:「是吾先身修行衡山時,所持之經也.去年,妹子將來者.吾弟子經也.三老比丘,不識吾所藏之處,取他經送.故吾比者遣魂取來.」指所落字,而示法師.師大驚奇之.妹子將來經者,無有此字.太子出自定後,常有口遊曰:「可怜!可怜!隋國僧,我善知識,好讀書.若不讀書,非為弟子.」是勸戒之訓也.


古今和歌集仮名序

 此処に,古の事をも,歌の心をも知れる人,僅かに一、二人也き。しかあれど,これかれ,得たる所,得ぬ所,互ひになむある。
 斯の御時より此の方,年は百年余り,世は十繼になむ,なりにける。古の事をも,歌をも知れる人,詠む人多からず。今,此の事を言ふに,司位高き人をば,容易きやうなれば入れず。
 其の他に,近き世に,其の名聞こえたる人は,即ち,
 僧正遍昭は,歌の態は得たれども,誠少なし。喩へば,絵に描けるを女を見て,徒に心を動かすが如し。[≪浅緑糸よりかけて白露を玉にもぬける春の柳か≫。≪蓮葉の濁りに染まぬ心もてなにかは露を玉とあざむく≫。≪嵯峨野にて馬より落ちて詠める,名にめでて折れるばかりぞ女郎花我おちにきと人に語るな。≫]
 在原業平は,其の心余りて,辭足らず。萎める花の,色無くて,匂ひ残れるが如し。[≪月やあらぬ春や昔の春ならぬ我が身一つはもとの身にして。≫≪おほかたは月をも愛でじこれぞこの積もれば人の老いとなるもの。≫≪寢ぬる夜の夢をはかなみまどろめばいやはかなにもなりまさるかな。≫]
 文屋康秀は,辭は巧みにて,その様身に追はず。言はば,賈人の,良き衣着たらむが如し。[≪吹からに野邊の草木のし折るればむべ山風を嵐と言ふらむ。≫深草帝の御国忌に,≪草深き霞の谷にかげかくし照る日の暮れし今日にやはあらぬ。≫]
 宇治山の僧喜撰は,辭かすかにして,初め,終はり,確かならず。言はば,秋月を見るに,暁雲に遇へるが如し。[≪我が庵は都のたつみ鹿ぞ棲む世を宇治山と人は言いふ也。≫]詠める歌,多く聞こえねば,斯れ此れを通はして,良く知らず。
 小野小町は,古の衣通姫の流也。憐れなる様にて,強からず。言はば,良き女の,悩める所あるに似たり。強からぬは,女の歌なればなるべし。[≪思ひつつぬればや人の見えつらむ夢と知りせば醒めざらましを。≫≪色見えで移ろふ物は世中の人の心の花にぞありける。≫≪詫びぬれば身を浮き草の根をたえてさそふ水あらばいなむとぞ思ふ。≫衣通姫の歌,≪我が夫子が来べき夕也笹が根の蜘蛛の振舞ひ今宵著しも。≫]
 大友黒主は,その態,いやし。言はば,薪負へる山人の,花の蔭に休めるが如し。[≪思い出て戀しき時は初雁の鳴きて渡ると人は知らずや。≫≪鏡山いざたちよりて見てゆかむ年へぬる身は老いやしぬると。≫]
 此の他の人人,其の名聞ゆる,野邊に生ふる葛の,這ひ広ごり,林に茂き木の葉の如くに多かれど,歌とのみ思ひて,其の態知らぬなるべし。

紀貫之


■先週...
先生が:「これから(貴方たち)授業はムリだけど、採点の手伝いはできるはずと思うわ。」と言っていました。
あの...先生、採点は試験以上の地獄だと聞いたことがありますが...