カムナガラ

カムナガラ9巻・10巻
http://hiyoko-mame.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_4294.html
 日嵩そっくりというが、当麻そっくりだと思いますわ。行依の言うとおり、ヒヒイロカネによって転生は不完全であれば、代わりに代々選ばれる剣士と鏡女以外の剣の一族も当麻と月美の記憶を受け継ぐ事が可能だと思います。*1記憶面はもっと不完全でもいえますが。
 実は一番気になるのは、精剣ヒムカはどうなってしまったって事です。『竹内文献』によれば、ヒヒイロカネが不思議な力を持ちながら、錆びる事は決してないと言います。しかし、最後の対消滅を耐えられるかどうかの保証はないと思います。転生というより、精剣・鏡による記憶の受け継げであれば、ヒムカが壊れたら当麻と月美の転生はこれで出来なくなるかもしれない。それもある意味永遠の安らぎ*2と言ってもいいだけどね...
 外伝は最高というより、酷く反則です。大当たり、ハイ。(涙)



*1:日嵩と香奈多の場合は殊更不完全と言えるかも。一部の記憶以外に殆ど共通性が見つからないではありませんか。最初の「あの子、夢の中の女性とはまるで正反対だな。」とか「鳴神先生の方がずっと納得できるだろう。」とか、作者は知っててわざとやったのです。代えてその一部は、遥日と宮内庁鎮守職の虎子が受け継げたのかもしれません。でなければ、遥日は当麻の顔を覚える可能は少ないと思います。

*2:ラストのシーンでは、そういう事を意識せずを居られなかった...