勃興と沒落


大日本史

 清原夏野,初名繁野。【公卿補任。】三原王之孫,小倉王第五子也。【續日本後紀。】延曆二十三年,為內舍人。小倉王表請:「繁野及小倉別王之孫內含人山河等,依犬上王故事,同賜清原真人姓。且繁野名觸皇子諱,改繁為夏。」許之。大同中,歷中監物,遷大舍人大允。弘仁中,補藏人,敘從五位下,為宮內少輔、春宮大進,轉春宮亮,兼讚岐、伯耆、下總等守,補藏人頭,兼左近衛中將、近江權守,【○本書無權字,今據類聚三代格。】任參議。天長元年,累進從四位上。【公卿補任。】奏曰:「國中之政,朝集使當奏言,而或附史生。至于問政,譬如面墻。伏望,差官長副史生一人,其國滯政,面陳於玉階之前,然後罷遣。但有可奏於玉階前者,雖非朝集使,聽入京。無可奏之事,雖朝集使,不聽之。」又奏:「除不堪佃之外,別有常荒田。百姓耕作,國司徵租。民畏此迫,常憚耕食。伏望一身之間,永聽耕食。但六年之後,徵租如法。」敕並從之。【類聚三代格。】明年,進從三位,任中納言,兼左兵衛督。三年,轉左近衛大將、民部卿。【公卿補任。】奏曰:「設置八省,職寮相隸,百官守職,庶務俱成。一事有闕,萬事皆緩。今親王八省卿,此人地望素高,不得就職,無知碎務。是故官事自懈,政跡日蕪。非是庸愚之所致,因地勢使之然也。凡官人遷代,必署解由。至有闕物,不免償物。望請點定數國,為親王國,送任彼國,身留京都。意欲居京官者,須聽一兩人。若有守闕者,不補他人。其料物納置別倉,支無品親王之用。」從之。【類聚三代格。】七年,為大納言。【公卿補任。】淳和帝幸其雙岡山莊,擇文人三十人賦詩。授妻葛井庭子從五位下。【類聚國史、日本紀略。】八年,敘正三位。九年,為右大臣,大將如故。【公卿補任。】初藤原不比等作令,傳歷年久。當時學者互作異同。乃詔夏野,疏決壅滯,解釋文義。夏野與參議南淵弘貞、藤原常嗣文章博士菅原清公等,論辨折衷,作義解十卷。十年,書成奏之,朝廷遂施行焉。【令義解。】仁明帝即位,敘從二位。承和元年,嵯峨太上皇幸雙岡莊,進其三子瀧雄、澤雄、秋雄位。夏野屢請解大將,不許。四年,上表又辭。【續日本後紀。】唯罷大將,不許還食封。【公卿補任。】尋薨,年五十六。【續日本後紀。】贈正二位,稱雙岡大臣。又以創比寺,稱比大臣。【公卿補任。】子瀧雄、澤雄、秋雄。

http://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/dainihonsi/dainihon.htm


■<2つの漢字>「美しい字体を守る」本土客向けに簡体字も併記―台湾総統

2008年7月6日、台湾の馬英九(マー・インジウ)総統が前日、台湾と中国本土で異なる漢字字体の表記について語った。本土観光客による台湾観光が解禁され、両岸の交流が進んだことを受けて「それでも従来の台湾の漢字表記を改めることはない。」と明言した。しかし、本土観光客の利便性のために、今後は中台の字体を併記する可能性を示した。台湾・中央通信社の報道を環球時報が伝えた。

現在、中国と台湾では、異なる漢字の字体を採用。中国本土では「簡体字」と呼ばれる略字体を採用。これは1960年代に制定された比較的新しいもので、漢字を学びやすくして文盲を減らす目的もあったという。これによって漢字表記は著しく簡便化したものの、字によっては簡略化が過ぎ、漢字本来の表意文字としての機能を失ったものも多く存在する。なお、同字体はシンガポールでも採用されている。 【その他の写真】

一方、台湾や香港、マカオで採用されているのが「繁体字」と呼ばれる伝統的な漢字表記。これは日本の「旧字体」に当たる字体で、表記は非常に複雑である。

この問題について、馬総統は「現在、世界で簡体字を使用しているのが13億人、繁体字を使用しているのが5000万人とはいえ、台湾が今後、簡体字を採用することはない。本土の人にも繁体字の美しさを理解してほしい」としている。実際、ある北京大学の教授も「繁体字が字体として最も美しい」と認めていると言われる。加えて、馬総統は「将来的に、すべての中国人が繁体字を使用することを希望する」と述べた。(翻訳・編集/愛玉)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080709-00000020-rcdc-cn

タイトルが「美しい字体」だけを取り上げたのですが、本当は此れだけではないんです。

馬総統アホか?
美しさは第二、実用さは第一だよ!
文字まで統一しないと

とのコメントが出ましたが、文字が正字ではなく簡化字に統一したら、私が困ります。
何故なら、「美しい」よりも「精度」の問題で正字を守らねば、と思っております。
簡体字という物は、漢字廃止を目標とする過渡段階の産物に過ぎないという当時の認識が、
あらゆる国が漢字簡化する時、粗末過ぎる簡化し末に、色々な問題が生まれたわけであります。
当初、印刷などの事情を考えて、あらゆるの国が漢字を表音文字に変る意向がありますが、
コンピューターが発達する今、その意味が無くなりました。
まして、コンピューター出現以前、どの国においでも、
その漢字簡化の弊害を気付き、漢字廃止の計画を中止しざるを得なかったんです。
文字を統一するなら、正字に統一すると願いたいどころです。
例えてみれば、「麺」と「面」、そして「機」と「机」が正にその一例であります。

  • ichicre 2008/07/15 09:40
    • 我が家の真正華人は、餃子を作るたびに「老面」を作るべく一部を取り分けますが、いつの間にか別の何かに育ってしまい、
  • kuonkizuna 2008/07/15 10:52
    • 「老麺」のことですね、以前も正字簡字の話を聞いた事がありますが、直ちに見るとやっぱり違和感が...(汗)
  • QianChong 2008/07/15 10:55
    • そうですね。日本の中国語学習者は「麺→面」に慣れちゃってますから。
  • kuonkizuna 2008/07/15 10:58
    • そういえば、以前、日本語の先生から聞いたのですが、日本の方にとって、やっぱり「飛行機」と「飛行机」の間にイメージの差異が出るんでしょうね?
  • QianChong 2008/07/15 15:05
    • う〜ん、さすがに「機/机」には違和感がありますね。
  • toraneko285 2008/07/15 12:57
    • 中国語を習っている大学生の会話「ケータイって何だっけ?」「ほら、あれだよ、“テヅクエ”って書くやつ」「あぁ、そーだ、“テヅクエ”だった」
  • QianChong 2008/07/15 15:05
    • 「テヅクエ」で納得ですか。違和感のない世代がここに〜!
http://d.hatena.ne.jp/QianChong/20080713

正字を慣れた者には、そういう突飛的略字がやっぱり違和感を感じます。
違和感って言っても、慣れれば、もとい最初からその差異を気付かなかったら問題なしかも知れませんが、
寧ろ慣れるなら正字を慣え、と言わんばっかりです。
違和感の問題以前、文字の脈絡的な問題があります。面と麺、そして機と机には、物理的違いがありますから。
違和感が慣れれば消解するなら、勿論、脈絡として問題のない正字の方に慣れるのは得策ではありませんか。
手書くなら兎も角、正式的文書には、文字の精度が必要とするものなら、正字が必要のだと思います。
もちろん、パソコンによるタイピングとして、正字と略字にはそんなに效率差が出ません。
寧ろ、判読には略字より混じり難く正字の方が早いのです。
言われてみれば、略字が正字より実用的なんで、私的は全然思いません。


日本語を例えてみれば、正字以外に「正かな」も似たような物だと思います。
例えば、「山路」を「やまじ」あるいは「やまぢ」にするべきか、という問題を上げてみたいんです。
私的は、歴史の仮名遣いこと正仮名に従って、「やまぢ」にする方がいいと思います。
何故なら「路」が「じ」だと筋が合いません。もっとも、「山路」って言葉が「やまのみち」から来たのですから。
それ以外に、文法的に変化も、正かなの方がより合理的なのではありませんか。
勿論、今の日本人には慣れないだろうと、そういう事は想定済みなのであります。
が、慣れれば自然に使える、そして文法的にも脈絡的にもより合理的になるから、長遠的得策だと思います。
現状は無理ではありますが...


もう一例を挙げてみると、石上宅嗣の「芸亭」ですが、それは「芸亭」であって、「藝亭」ではありません。
「芸」も「藝」も、略字で全部「芸」になってしまいましたので、無用な混乱が起こすしかありません。


そして、Wikiシステムについても、正字を使う方が精確性としてもシステムとしても便利になります。
何故なら、略字は正字を元に省略したもので、たとえ正字を略字に変換するに、簡単なルールでできます。
が、逆に略字を正字に変換するには、極めて複雑なルールが必要の上、その正確性が期待できません。
語源としてはそうである以上、機械変換や処理を考えて、正字には正字としての利点があります。