メモ

■読書中

クトゥルー〈8〉 (暗黒神話大系シリーズ)

クトゥルー〈8〉 (暗黒神話大系シリーズ)

前巻続いて本巻もかなりいい感じでした。
ラブクラフト&ダーレス「屋根裏部屋の影」。悪くは...ないのですが、主人公の受動ぶりにはちょっと飽き気味の上にフィアンセが能動過ぎます(汗)、相俟って太古の恐怖や禁断の知恵が呆気なくやっつけられましたとは......(汗)
ヘンリイ・カットナー「侵入者」には、『妖蛆の秘密』に記された時間溯行薬に関わる話、生贄にされた友人の退行・豹変ぶりの描写は力に入てます。軽くてハッピーエンドになったのはちょっと物足りないのですが...
ロバート・アーヴィン・ハワード「屋根の上」はまた『黒の書』こと『無名祭祀書』のつながりで、それなり面白いと思います。
アドルフェ・デ・カストロ「電気処刑器」は一見クトゥルーらしくないが、途中からオチが読め、やっぱりなんらの暗黒神話の遺産が繋がりになります。
ダーレス&スコラー「潜伏するもの」はトゥチョ・トゥチョ族の話でダーレスらしい正邪大戦争でした。
クラーク・アシュトン・スミス「名もなき末裔」には『ネクロノミコン』より引用から初め、屍食鬼を描く秀作でした。
圧巻なるラブクラフトの「インスマウスを覆う影」は残念ながらまだ読み終えていませんが、眷属に対して作用する「何らの印」は多分ダーレス作品の霊感の源になっいたのでしょう。読者が飽きるまでダーレス作中で「インスマウスを覆う影」を繰り返し言い出すのは納得できます。


■読了

アオイホノオ 2 (少年サンデーコミックススペシャル)

アオイホノオ 2 (少年サンデーコミックススペシャル)

アオイホノオ 3 (少年サンデーコミックススペシャル)

アオイホノオ 3 (少年サンデーコミックススペシャル)

映画鑑賞の辺りではもっと勉強しろみたいな展開になるかと思いますが行き止りというのは如何にもホノオらしい。そしてアレlってあだち充が激怒するのも無理もない話でした。

夏のあらし! 5 (ガンガンWINGコミックス)

夏のあらし! 5 (ガンガンWINGコミックス)

夏のあらし! 6 (ガンガンコミックスJOKER)

夏のあらし! 6 (ガンガンコミックスJOKER)

(5)であらし株を上げてもカヤには敵わないので個人的ベストシーンは「嵐山燐太郎帝国海軍少佐喧嘩百段」でした。たして(6)はまたカヤ株加温して、しかも詰まりに激転、面白かった。

歌集 (ビッグコミックススペシャル)

歌集 (ビッグコミックススペシャル)

榎本ナリコ『歌集』。榎本氏の作品を読む度に思いますが、こういう才能とセンスが欲しかった。『世界制服』くだりは氏の物知りを感心ながらも『センチメントの季節』や『歌集』、『寓話』の雰囲気には本当に脱帽です。

ちなみにこの本の装幀が大変気に入ります。スカイクロラの装幀もそれなり美しいですが、この本の装幀には内容と相俟ってセンスの良さを醸し出します。どころで『英霊の声』の解説をした方は装幀の方面の人でしたね...書いてることはあまり装幀と関係ないかもしれませんが...

聖モエスの方舟 1 (サンデーGXコミックス)

聖モエスの方舟 1 (サンデーGXコミックス)

世界制服の派生作品。悪くないが観測中。

ガンオタの女 (3) (角川コミックス・エース 194-3)

ガンオタの女 (3) (角川コミックス・エース 194-3)

シリーズ完結、楽しかった。

REVIVE! (4) (リュウコミックス)

REVIVE! (4) (リュウコミックス)

REVIVE!と言う作品は最初の「オタクだった社会人がまたオタク生態に出会ってしまった」ところで面白かったのですが、途中社会人で無くなって詰まらん時期もありますが、この巻でまた最初の調子に戻ってよく締まりになりました。

黄昏乙女×アムネジア 1 (ガンガンコミックスJOKER)

黄昏乙女×アムネジア 1 (ガンガンコミックスJOKER)

黄昏乙女×アムネジア 2 (ガンガンコミックスJOKER)

黄昏乙女×アムネジア 2 (ガンガンコミックスJOKER)

黒髪ロングで旧セラーで幽鬼でお茶目でミステリアスなんて反則です。