ラブクラフト全集1

ラブクラフト全集1

ラヴクラフト全集 (1) (創元推理文庫 (523‐1))

ラヴクラフト全集 (1) (創元推理文庫 (523‐1))

収録作品は、「インスマウスの影」、「壁のなかの鼠」、「死体安置所にて」、「闇に囁くもの」との四作。森見登美彦氏、菊地秀行氏がそれぞれ「震え上がったのが悔しくて、友人達に「読め」と無理強いした。「恐怖のお裾分け」で顰蹙を買った、高校時代。」「「インスマウスの影」の衝撃は今も忘れがたい。」と推薦した本書ですが、「インスマウスの影」と「闇に囁くもの」は青心社暗黒神話大系で既見なので、「壁のなかの鼠」と「死体安置所にて」だけ読んで比較的は手軽いの一本でした。
「壁のなかの鼠」は、声とイメージで恐怖を喚起しようとして、そして知識人の協力を求めて、壁ないし地下の秘密を究明しようとして末に主人公が己の身世を知って堕ち狂った話でした。「死体安置所にて」は比較的簡単な話ですが、今度は知識人ではなく凡夫が主人公で死体安置所にあった出来ことを話して、主人公が足の傷を最後まで明らかそうそせず、知識人の語り口や医師によって真実を話すのは、理知の防禦と恐怖の真相という構図を取ったのでしょう。
これからようやくガンダムUCを読む予定です。もう長い間積んだままですから読めないとアニメ見れませんね...


■産経に七支刀と石上神宮についてのコラム
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/101128/acd1011280700001-n1.htm


神武天皇
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/6b/Emperor_Jimmu.jpg
この神武天皇、神宝の持ち具合は前賢故実の可美真手命に似てますね


■ネコと鳥とネコ

やれやれ


■第74局[神鬼]扉絵の背景の場所
http://d.hatena.ne.jp/USO9000/20101127/p1
USOさんスゲェ〜!!そのアンテナと電波の力が鬼神の如く。


Dies iraeActa est Fabula〜

石橋優子の「Shade And Darkness」を知らない人も結構いますね。


アルトネリコ メドレー


■【幻想的】詩姫メドレー【神秘的】


■神の園〜Del regno


■EXEC_HAIBANATION/. → METHOD_IMPLANTA/



■こんな引用されても困るんだけど...
大陸のBBSで月夜見尊の話をしているのを見て、何かあらおかしいと思う一節があります。

月读尊思其姊,造人形,酷肖天照大日霎尊也,然其发色银灰,月色也。名之曰:神久夜,亦月读尊之凡名也。

つまり、

月読がその姉神を偲びて、人形つくり、アマテラスの似形なりけり。然れどもその髪色銀灰なり、月が色と言ふ。名は、神久夜(かくや)と云ふ、月読の凡名なるべし。

ということに成ってます。月夜見尊かぐや姫の本地という説なんですが...聞いたこと無いなそれ!
早速、検索してみれば、一番ヒットしたのは出来損ないウィキペディアのパクリこと百度百科の夜月見尊条です。敝サイトの『古事記』や『日本書紀』を引用した節に、敝サイトにない内容も混ざっていました。あれはどうでもいいですが、問題なのは「引用元:浦木裕版『古事記』や『日本書紀』」と記した所....私はこんなこと書いてないし、こんな引用されても困るんですけど...
一体どこからこんな話が発生したのか、調べた所で、この小説がオリジナルだそうです。もともかぐや姫に関わるネット小説で、古典を大量引用したそうですが、いつしかオンライン百科事典に編入られて、適当に出典が私になったわけですね。まぁ、こういうのが流布しているのは大陸だけだそうです。もしウィキペディアでやっればマジで迷惑ですが、百度百科ならトホホとしか.....
あと、論文引用で「浦木裕『竹取物語雲南出版社」というのも見つかったことがあります。もちろん、私が翻訳した『竹取物語』はネット公開でどこかの出版社で販売した事実がありません。まして雲南出版社とか訳分からんし論外です。多分、論文でネットの資料を引用したのですが、指導教官が「ネット資料は駄目」と言われて、適当にどこかの出版社の本にしたのではありませんか。ちなみに、翻訳当時風水氏が「瞳さんより『浦木さんは竹取物語を今、訳している』と聞いてびっくりしました。」とのメールを頂いて翻訳者冥利を尽きます。
トホホなことも多いのですが、かなり感謝している引用もあります。それは加藤徹氏の『漢文の素養』でした。高校頃やった出来の悪い『古事記』なのですが、加藤徹氏が引用した一文がちょっと自信作でした。お陰様で錢衝さんが「読書会で浦木さんの名前が出てびっくりしましたよ。」と知られて、私が『漢文の素養』を読むきっかけになります。面白い一冊でした。