本朝文粋

■本朝文粋巻二
http://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/waka/monzui/hm02.htm



■対冊
中国では科挙の話が良く見られますが、
事実、今までもよく勉強して、いい学校を受けて将来の出世が保証できる(かもしれない)観念があります。
少なくとも、アメリカと違って台湾では私立より公立のほうがいい学校で学費も安いわけです。


日本ではそんなに有名ではありませんが、対冊という方法で、
文章得業生が及第に成れれば、官位を授けるシステムが存在していました。



本朝文忰巻三が、そういう対冊の文を収録しています。
概ね、文章博士がお題を出して、文章得業生が答えを出す事に成ります。
有名な菅原道真の「弁地震」はその代表格といえます。
http://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/waka/monzui/hm03.htm


個人的気になるのは、村上朝の秦氏安という人の対冊なのですが、
なんとお題を出したのは村上帝自らです。


なにそのいじめか!天皇自らお題なんで、恐れ多くて答えが書けませんよ普通..._| ̄|○