鈴木翁が太詔詞を神呪と見た警眼には服するが、此れを吐普加身|(遠神)云云を以て充當しようと企てられたのは、恰も平田翁が此れを皇祖天神の口授とし、禊祓を擬せんとしたのと全く同じ事で、共に出典を缺いた臆說と見るべき外はないのである。 然らば太詔詞…
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