雑談

さって、リムランナーズも終了しましたので、これから風雨来記をやりましょうか。
本日以って、蔽サイト久遠の絆ファンサイトも十一萬HIT突破しました。
いままでの付き合って、どうも有り難う御座います。これからも宜しく御願いします。

竹取物語の翻訳について、翻訳後記が未だ残っていますが、注釈を全部付けてから書きます。
http://applepig.idv.tw/kuon/furu/text/monogatari/taketori/taketori00.htm
ですが、今度の注釈は難しいかもしれない。手元は、竹取の研究書籍があまりないんです。
日本書紀将門記のように、論文から各所各所のデータ元を遡ればいいんですが、
残念ながら手元の竹取物語は現代語翻訳と原文だけで、研究書籍が殆どない。

それに、竹取物語は創作としても、引用の処もたくさんあります。
例えば、貴公子たちの名前は、全部、壬申の乱の人名からのです。(石上麻呂以外は天武側)
http://applepig.idv.tw/kuon/furu/text/syoki/syoki28_1.htm
また、竹取翁とかぐや姫などの初出は、古事記に見られます。
開化記:長子,大筒木垂根王.次子,讚岐垂根王.此二王之女,五柱.
垂仁記:大筒木垂根王之女迦具夜姫命.

見所は二つ、
一つは、竹取物語の作者は、古事記日本書紀の事が詳しい人。
二つは、古事記竹取物語より前に成立である。
正直、どちらも注目の記事ではないから、記紀が分からない人が絶対それをネタにしません。
また、古事記偽書説の可能性があります、でも竹取物語以前成立だとが断言できます。


古事記偽書説について、以前書いたものをここで列挙します。

古事記偽書説について、一番恠しいのは国史に記録がありません。
にしても、本当に序文が書いたように元明朝で撰上すれば、
その後が完成した日本書紀は、古事記の伝説や漢字表記を無視する訳にはいかないと思われます。

そして、序文自体もかなり怪しい、
序の文体と本文の文体が一致でないと言うことです。

ですが、太安万侶墓が発見した以降、
その墓誌銘と続日本紀の沒年が近いため、偽書説も式微しまいました。
でも、例えば太安万侶は実在と言っても、古事記偽書でない証にならないと思います。
続日本紀には太安万侶日本書紀の製作に参加した記録があります、
正史に出る人は実在なのは当然なことだと思います。

ちょっと考えすれば、可能性は色々あります。
一、古事記は本当に偽書である。
二、古事記偽書でないが、(旧事本紀みたい)その序文は偽作。
三、古事記偽書でないが、ある原因から故意的に消しられた。

三について、新全集では原因が藤原不比等にあると言う説があります。
そして、古事記は呪術が込めているの小説もありますが、小説ですから以下略.

私的には、古事記偽書じゃなかったにしたいんですが、
偽書説がある限り、人は今よりもっと真実を求めるでしょうかと思います。

日本書紀の意図性に対して古事記の原型性が高いと思います。
それに、古事記には日本の上代仮名遣と文形などが残っています。
日本書紀の漢文はどんでもないほど大変できました、
少なくとも、私は説明要らずに日本書紀を直接読むことができます、
なんと言っても日本書紀の漢文の正確性レベルが高いの証と思います。
実は私もそうです。今の偽書可能を否定しないのは、
偽書」自体より「何のために消しられた」の事にずっと興味があります。
論争があればあるほど人が線索を探すことに必死になります、
偽書説の一部は、いつか古事記の謎を分かる鍵になると信じます。