日本後紀巻十二

日本後紀巻十二、電子テキスト完成しました。
http://applepig.idv.tw/kuon/furu/text/kouki/kouki12.htm
長い、日本後紀作り始め以来一番長いのはこの巻ではないかと思います。
とはいえ、日本後紀は殆ど逸文巻ですから、これこそ普通の長度かもしれません。


そのわり、当巻の見所も沢山有ります。
石上家成(石上麻呂が子)の薨伝は薄いので、物部氏の沒落も見とれるかも。
そのあと、桓武天皇の不予により、度々の大赦、放生が行う。そこで、石上神宮の神祟りという事件もあります。平安京へ遷都したため、政治中心と奈良の石上神宮の距離が遠くなって、石上神宮に收納され兵器を山城国葛野郡まで運送せよと宣旨した。文章生の布留宿禰高庭(布留という氏から見ると、やっぱり物部氏石上神宮の縁者か?)が其れをやめようと進言したがそれを採納させず。その代わりに、桓武天皇が不予になった、平城松井坊の女巫(かんなぎ)の宣託によるとそれは神宝・兵器の不当運收に対する祟りという。これから女巫に依頼して神様との交渉、天皇の謝りの宣命を出す事に至るまでは何となくドラマチェックにみえる。
また、怨霊のことも欠からず。先後は井上内親王他戸親王、そして崇道天皇早良親王)への鎮謝・祭祀を行い、桓武天皇の影にああいう裏事情は不予により明らかに見られます。とは言え、桓武天皇は巻十三まで生きていたのでなかなか頑仗の方でもある。此前に、唐徳宗崩御のメッセージは遣唐使らが伝えました。



菅家文草
http://applepig.idv.tw/kuon/furu/text/waka/kanke/bunsou/bunsou.htm

171 水鷗 廿頌十九。


    雙鷗天性靜 況遇得心人 逐步高低至 尋聲向背馴

    飛疑秋雪落 集談浪花匂 殊恨秋天暮 相離不敢親

菅原道真菅家文草』巻第一0177


■怪奇黒素材 神社
http://www.kaiki.info/sozai/jinjya/index.html


■これもまた、壊れた模様。
http://mangaen.blog30.fc2.com/blog-entry-132.html


■たまに見つけた台湾の人による日本語ブログ
http://www.wretch.cc/blog/miokei
だんだん増えてきたね、そして末期的壊していく(汗)。
サイトリンクを見ても、日本のアキハバラオタクそのものという感じが湧いてくる。