卒業といふ名のまぼろし

今日(水曜)からは新学期の始まり。
ところで、始業と共に、これまでない程のプレッシャーがやってきた。
なぜなら「教えられる」から「教える」側に変更したから。無事であるように...


菅家文草
http://applepig.idv.tw/kuon/furu/text/waka/kanke/bunsou/bunsou.htm

172 晚嵐 廿頌二十。


    松窗嵐氣苦 惱殺感秋情 撓得詩人興 筯來夜水聲

    樵夫衣可薄 野客夢難成 已醉三分酒 誰愁冒曉行

菅原道真菅家文草』巻第一0172


■『前賢故実』「衣通姫
http://blog.goo.ne.jp/kuonkizuna1601/e/662a6046d4284bb1b0d965a567ff0531

衣通姫(そとおりひめ)


 衣通郎姫。允恭天皇寵姫而皇后-忍阪大中姫妹也。
 才藻富膽、歌詞絕妙。姿色艷麗、肌膚如玉、徹衣而晃然。初帝強命皇后、而進衣通姫。姫畏皇后、雖七召之、固辭不應。帝復使中臣-烏賊津使主召焉。亦辭。使主即伏庭下、七日不食、泣請甚切。於是、不得已入宮。帝殊寵之、造宮於藤原而居之。又移河內茅渟。帝屢臨幸。


 天皇一日幸藤原宮、密察衣通姫居動。適見衣通姫沉思歌曰:
  夫子せこが べき夕也よひなり 小竹ささの 蜘蛛くもおこひ 今宵著こよひしるしも

 天皇聽之、不勝感、即歌曰:
  ささらがた 錦の紐にしき ひもを 解き放と さけて 數多は寢あまた ねずに 唯一夜ただひとよのみ

菊池容斎前賢故実


嫌オタク流、読了。
ちょっと複雑かも。以前は「オタクなら尚更読むべきと思います」が、実際で見ると、「最近のオタクは...」と良く思う人には読む必要が余り無いと思います。特に海猫沢めろん氏の発言に、「其の通りだ。」「私もそう思う」と共感するしかない。正論で決して悪くないが、知ったはずな事で、多分、得とは言えません。
中原昌也氏はかなりの変人で、わざと嫌がらせ役をしているように見えます。どころで、高橋ヨシキ氏の発言は時々意外と痛いな所があります。例えば、海猫沢めろん氏が『ONE』の川名みさきをたとえとする時、まさに泣けゲーオタの気持ちを言い出す其のものだけど、高橋ヨシキ氏何気なくの「でも、そのゲームの売上が盲学校に寄付される訳じゃないでしょう?」の一言で海猫沢めろん氏が「あ...それは俺も今初めて気づいた。」というボケ役を買う。
後半になると、更科修一郎氏の発言は海猫沢めろん氏ほど親オタク派じゃないのせいかも知れませんが、高橋ヨシキ氏も中原昌也氏も比較的オタク側に廻る発言が前半より多い。例えば「オタクは犯罪の温床だ」という話題に、高橋ヨシキ氏は「ある程度の規模になればどんな集団でも犯罪の温床だよ。」と言いました。実は『嫌オタク流』というタイトルがあれども、全書はあまり嫌オタの立場に見えません。しかも、書末の注釈が酷くオタク臭い......
以前の「オタクなら尚更読むべきと思います」を改めて、「何故オタクが嫌われたのを知らない人々が読むべき」にします。


どころで、中原昌也氏の紹介が見つかりました。

『あらゆる場所に花束が…』で第14回三島由紀夫賞を受賞する。その歯に衣着せぬ筆致と、自虐的でありながらユーモアと諧謔を忘れない姿勢、そして批評眼の確かさには定評がある。


USO9000さんの感想は仮想と現実の真ん中あたりにどうぞ。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~uso9000/diary/diary.htm#0219
どころで、USOさんの言う通り「個人的な見解」がばっかりですが、やっぱりわざだと思われます。良い方向で考えば、「オタクは事実ベースの専門家より全然知らない一般人の方が相性がずっと悪い。」と言うことですが。悪方向なら「実は一般人がオタクを嫌いふりして、海猫沢めろん氏と更科修一郎氏の弁解を引き出すためのオタク弁護書。*1」でもあります。
また『嫌オタク流閑話休題(仮想と現実の真ん中あたり経由)
http://blog.livedoor.jp/valdish05/archives/50344838.html


ワンダーフェスティバル 2006 冬 レポリンク集
http://www.wretch.cc/blog/miokei&article_id=4218277
今度は高原万葉のGKが開場してすぐ完売だという情報が入りますが、
その状況についての写真はみつからないのでとても残念でした。
また、カルタグラのフィギュアもまだ見つからないよね、ある友人が欲しいと思うけど。



*1:どうせ海猫沢めろん氏と更科修一郎氏の方が情報量が上だから。