夢想灯籠紹介イベントレポート

会場の様子

この度、恐縮しながらユーザー記者として、タイトル発表イベントを参加致しました。
会場はAKIHABARAゲーマーズ本店8Fにあって、午後2時半以前は入らないのでとりあえず7階の登り場で待機しました。ユーザー記者として登録する時は、オリジナルパンフレットがもらえます。内容は公式サイトで掲示したものとほぼ同じなんです。
 登り場風景
入場してから、中央のスクリーンは、『夢想灯籠』というタイトルで、下に「タイトル紹介イベント」という静止画面があり、伝奇味のあるBGMが会場中溢れている。風水嵯峨先生の音楽とは決定な違いがあるものの、それはそれで悪くないし、一般ユーザーの受けもいいと思います。主題曲の榊原ゆいを起用するのも、流石ブロッコリーと手を組んでいるな、というのは正直な感想。フォグの作品はいいが、広報面にはいつも力不足なイメージを拭えない所があります。久遠の絆だって、最初は結局口コミで広がったのです。最近、日本一と一緒なら、情報誌の報道は昔より積極的に成りますが、それでもブロッコリー程ではないと思います。ある意味、正解かもしれません。
 イベント開始前のスクリーン。
会場内は撮影禁止なので、↑コレは写真ではなく私が作ってコラなんです。悪しからず。同時に、司儀の席や、壁などではポスターが張っております。そこで判明したのは、今度のキャッチコピーは、「黄泉(よみ)に堕ちても、守りたい人がいる」なんです。後ほど分かる事なんですが、本来は「来世で会いましょう!」や「鎖を解き放ち鬼を討て」というコピー案もありましたが、それはボツになりました。ちなみに、『久遠の絆』には、「愛は、転生する。」というコピーがありました。ポスターについて、イベント結束後、許可を取って取りましたので、ぜひ写真をご覧ください。
   ポスター


ご来場のスタッフは、以下四名になります。


発表会においで、概ね二ヶパートに分けることになります。まずは、スタッフによる、『夢想灯籠』の内容についての發表であります。そして、榊原ゆいのテーマ曲熱唱や、サイン抽選などの活動であります。
作品紹介には、まずはデモの放映からはじめ、各社が自前の作品を簡単な紹介をし、そして『夢想灯籠』の内容についてを、問答や雑談の形で発表します。普通の問答は司会で行ったのですが、最後にはユーザー記者やほかの参加者からの問答もあります。そこで、スカ社長がボケ役...というかお笑い役をして、時々場合を和めよう、或いは停滞しないようと努力を払ったことが伺います。
逆に榊原ゆいの主題曲パートには、榊原自身はこういう場面がとても馴染んで、自ら会場のテンションを持ち上げって最後まで祭り雰囲気で行っていました。そもそも、一部ユーザー記者をこめて、マスコミも榊原目当たりではないか、という印象が否めない所があります。最後は飯沼俊規のサインの贈与で、ジャンケンで行います。

作品内容

  • 全九章構成、マルチエンド、完全オリジナル作品である。
  • 可攻略ヒロインが四人、各務・阪上舞・灯・黒木真琴である。それぞれデザインのコンセプトは:
    • 各務:真っ黒な女性、目を引くように意識している。一見ではクルーで美少女、実は...?
      • 真っ黒、赤瞳、鎖、包帯、足枷......
    • 阪上舞:幼馴染キャラ。目立たないよう、でも埋もれないようにデザインしていた。特殊感を減らす。
    • 灯:天真浪漫、明るい、かわいい。双子。本当は物語に関わる重大な秘密を秘めている。
    • 黒木真琴:大人の女性。主人公がウソと大人の女性が苦手なので、時々主人公をからかう小悪魔的。ちなみに飯沼は大人の女性を描くのが苦手しているが井上は年上の女性が大好き。
  • 平安時代から続く”鬼と人間”の戦いを描きながら、ヒロインとの仲も進展させ、絆を守り抜くる物語になる。
  • 戦闘はカードバトル。
    • 画面の連続やエフェクトを駆使して、一枚絵で表現出来ない臨場感を目指す。
  • 立ち絵を使わない。代わりにCGが500枚以上ある。
  • 作品中音声は無し。ドラマCDを聞いてイメージする事をお勧め。
  • 初回特典に、ドラマCDと設定資料集がある。
  • CERO Cを目指している。お色気のシーン*1ではなく、残酷な描写がある故グロ方面の配慮がある。*2
  • 2009年の寒い時期で発売。
    • 1〜3月かな。10月以降ではない。が、「私は半ズボンだから、5月辺りまで寒いかもしれません。」(宗清談。)
    • 私は4月になったら台湾に戻ります。社長が聞いたら、「ちょっとプレッシャーが...(苦笑)」
  • 久遠の絆のスタッフと全然違う。
    • 宗清紀之や***(北角浩一?あまり確信がありません....オーツー参加しない場合なら、大崎芳郎でもないね。)以外に同じスタッフがいないこってと。オーツーシステムプリズマも参加しない。

その他

  • フォグのみならず、どちらの会社もやっぱり『久遠の絆』を意識していることは伺います。日本一の新川氏は、「フォグの名作には『久遠の絆』というタイトルがあります。今でも根強いなファンがあります。きっとここに来てくれた方の中には『久遠の絆』ファンの方も多いでしょう。今日は海外から来てくださっている方*3もいるようで。この度、皆がタイトル紹介イベントを参加して頂き、是非『久遠の絆』のように『夢想灯篭』のファンになっていただけたらと思う。」と言っていました。そうみたいな話が度重ねて出てきます。
  • 主人公の年齡設定について、「大人になる時期、まだ完全な大人ではない。」を意識しています。
  • 「物語を”この形にした!”という気持ちで作っている。」(宗清談。)
  • 久遠の絆を出てから「伝奇物をやりたくない。」でも、もう10年くらい経て、今の若者が『久遠の絆』を知らないので、「じゃあ、やってもいいか?」(宗清談。)
  • 公式サイトで公開する応援イラストに有名絵師たちが参加。*4今後も段々追加中。
  • 司会(中田?ブロッコリー所属)が主人公の流派をうまく言えなくて、いくつ読み直すところがあります。まぁ、瑠璃玻璃焔天流(るりはりえんてんりゅう)って、読み間違えるのも理解できます。なお、公式サイトのアドレスを一度読んだら、「長いので、『夢想灯篭』で検索してください!」と言って、お笑いを買いました。
  • 設定的に栄重村は奥州宮城県当たりを想定しているようです。(平安時代ならアテルヰあたり?)
  • 主人公はタンクトップな肉体派だけどが、決して汰一ホモキャラではない。
  • 将一が舞に惚れているので、そちらもホモではない。
  • http://picasaweb.google.com/bst303e/JqAvKD# ほかの写真

主題歌及び抽選

  • 「剣の舞」は伝奇風にして熱い曲。
  • テーマ曲「剣の舞」は会場で披露、それ以外に「時を越えて」がある。
  • 「剣の舞」と「時を越えて」を収録したCDが、2009年の2月頃発売される。ジャケットに、各務を意識し140CM程の黒髪カツラを着用。
  • 作詞は有里泉美、作曲は菊田大介。いつもの感じに格好いい歌に仕上げた。愛がある。(榊原談)
  • スピーカーの調子がかなり悪い。私が座った所が特に轟音が...
    • 世界観を感じられる。神秘・一不思議・かっつり。赤と黒を基調、黒の方が多い。(榊原談)
    • 作中に一番重要かる強烈なのは「人の思い」。(榊原談)
    • 思い変わりたい(?)→気持ちを確かめ→気持ちを伝えたい。(榊原談)
    • でも、ヲタ芸禁止だと聞いているが...多分このくらいの手拍子はヲタ芸の範囲に入らないのでしょうか...
      • うろ覚えが、歌詞に「夢拡げよ」「闇を払い」「繋がる時」「明日の夢」「時を越えて」「愛はずっと未来の為に」などの台詞がある。
  • 記念写真には、榊原が一々プレスの要望を答えました。
    • 榊原にあまり拘りがないのですが*5、在場の皆はそうではなさそうです。やっぱり榊原ファン多数在場ということでしょうか。
  • キャラデザイン・飯沼俊規の描き下ろしイラスト色紙三枚が、ジャンケン大会で決めます。前二枚は榊原で、最後の一枚は飯沼がジャンケンの基準になりました。そもそも、榊原は三回ともパーを出しました。私はチョキを出す癖がありますが、流石同じはないと思って、二回戦で敗れました。飯沼はグーを出したのですが、私がそのときパーを出したものの、タイミングを早すぎでノーカウント、一回戦で敗れました。
  • 飯沼が頑張りすぎで、榊原に「色紙にサインできるスペースがない!書き上げたら始めて気づいたでしょう!」と突っ込まれた。
  • 最後の集合写真ですが、やっぱりマスコミたちは榊原を標的としていました。榊原自身もそれを分かってるようで、枚ごと違ポーズをとっていました。逆に、スタッフの方々がちょっと不慣な感じがあることは否めません。

商品情報

夢想灯籠(初回限定版) - PSP

夢想灯籠(初回限定版) - PSP

 
夢想灯籠(通常版) - PSP

夢想灯籠(通常版) - PSP

*1:でも栄重村は温泉街のようです。

*2:α版はグロ過ぎて例えZでも無理だそうです。でも『久遠の絆』に生首があってもCだったから大丈夫か?

*3:それは私だったりして...

*4:私が好きそうな人が無さそうですけど...ここに岸上を載ってないというのは、後の追加も頼れないじゃないか。田上俊介は久遠・風雨のときよくフォグの作品をやったそうですが、最近の関係はどうなるのかはよく分かりません。末彌純や丹野忍などはそもそも無理。カトキハジメに来ると完全に私慾...はい、無理です。むらやまはじめは...?フォグも日本一も関わりがなさそうです。最も、今公開した参加者はフォグの作品に合ってますか?多分ブロッコリー関係者でしょうね。

*5:でもEinsatzが好きです。血、血、血、血が欲しいは最高。

*6:どうやら私の左に座った方です...「フォグさんは『久遠の絆』や『みちのく秘湯恋物語』などで倫理面でも色々と挑戦されていて、今回の『夢想灯籠』は、先ほど「温泉街なので期待してください」ということもおっしゃっていましたが、CEROレーティング区分はどのくらいを目指しているのですか?」という質問は必見。

*7:よくもみんなの質問を整理してくださいました。***はオーツーです。これまでフォグの作品は概ねこの二つの会社で、絵(オーツー、ちなみにMISSING PAERTSやRim Runnerでは企画もしています。)やシステム(プリズマ)をしている。たとえ監督が変わっても、実際に作っている人が同じの場合が多い。この二会社が参加しないとすると、コレまでのフォグ作品と全然違う可能性もあります。

*8:サイン色紙の写真があります。

*9:mixiなので内容は分かってません。情報によれば、http://d.hatena.ne.jp/mixbox_ouga/20081025と同じのようです。

*10:PVもあります。