橋本治 『 「三島由紀夫」とはなにものだったのか』を読んでいます。
- 作者: 橋本治
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/10/28
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三島由紀夫については、「軽王子と衣通姫」から初めて、『殉教』、『憂国』、『英霊の声』、『近代能楽集』などの短編集と、『豊饒の海』だけを拝読した事がありまして、『金閣寺』は既に購入したのですが未見なんです。
こういう私は、『仮面の告白』はもちろん、『禁色』と共に男色を語る二作は読んだ事がありませんでした。というわけで、本書においての引用例しか知りません。本書では、「三島は同性愛を書く作家ではなく、同性愛を書かなかった作家である。」と力説しながら、引用文を見て、そこまで同性愛嗜好者を美しく書かれるだけあって、同性愛を書く作家と思われる仕方ないでしょうね、とも思います。
さて、本題を入りましょうか。『禁色』の檜俊輔が斯く語りき
冗談ぢやない。人間は丸太ン棒とだつて、冷蔵庫とだつて結婚できますよ。結婚といふやつは人間の発明ですからね。人間にできることの領分にある仕事だから、欲望なんぞ要りません。少なくともここ一世紀、人間は欲望によつて行動することを忘れてをります。相手を薪ざつぼうだと思ひなさい、座蒲團だと思ひなさい、肉屋の軒い下つた牛肉の塊りだと思ひなさい。必ず君には偽りの欲望が奮起して相手を喜ばすことができますよ。
http://www.amazon.co.jp/dp/4101050058/
冷蔵庫と結婚....つまりアレですね。
氷庫。
http://www.hook-net.jp/likelife/chara03.htm
http://www.hook-net.jp/likelife/images/chara/chara_hyoko01.jpg
丸太ン棒娘は今の所を確認できませんが、
ニッポン人の実力を信じて遠くない未来には出現するでしょう。
ラヴクラフト最大の誤算とは、日本人が実在しちゃった事である。
がしかし、その誤算をしたのは、ラヴクラフトだけではなさそうのようです.......
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ヒトラーの経済政策-世界恐慌からの奇跡的な復興 (祥伝社新書151)
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