「まつりの景色」

■「まつりの景色」

和遥キナ
黒髪ロングの最大の魅力のひとつは、伸ばすのは数年がかりなのに、散るのは一瞬ってとこだとおもう。一度切ったり染めたりしたら戻すのに何年もかかる。だからこそ他の髪型よりもアイデンティティがつよい。 #blacklong

http://twitter.com/kazuharukina/status/33507404666638336

やまむらはじめ「まつりの景色」(『未来のゆくえ』より収録)を、黒ロング史観で読めば、道外れたヒロインがその綺麗なロングを切り、染め、主人公との再会を機に(やり直すのイメージとして)美しいロングに戻る機会が訪れたのですが、破滅を逃すには間に合わなかった、という気もします。主人公にとっても、ヒロインにとっても、あのときに戻って、間違った過去を別の可能性を開けようとしてたのでしょう。ですが、そのロングに含んだ重い、シルシが簡単に取り戻せるものではなかったわけです。例え最後に、僅かの希望の形見を見つかったとはいえ、すれ違う切なさが重かったです。



扶桑略記拔粋:起聖武天皇紀下盡平城天皇
http://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/kiryaku/fs07.htm
正直、扶桑略記のほとけ史観がごりごりです。只今一旦休止して延喜式・神祇のテキストを作ります。