年末年始放浪記・奈良二日目

■年末年始放浪記・奈良二日目
晦日で今日をもって京都へと計画。どころで奈良は何処へ行けば良いかはいまいち定めてなかった。私的に奈良の行きたい場所はほぼイコール飛鳥だけど、車が無いとあんまり便利ではない。大津皇子関連であれば二上山も考えたけど奈良市内からは遠い。お寺美術品関係でも考えたけどやっぱり神道先行という事で、未明からネットを調べながら桜井地区に続いて天理地区の山邊道で行くことを決めた。行きたい場所は『男たちの大和』にも言及された大和神社、そして夜都伎神社を繋いで山邊道を歩く、数年ぶりで石上神宮を參ろうと思った。比較的に目的地が少ないのでまず春日大社奈良公園を散策しながら時間を見積もってJR奈良駅から長柄駅へと。まぁ、春日大社以前はゲストハウス近くにある大神神社摂社率川神社、饅頭の祖神こと林神社も参った。
春日大社の灯篭が神神しい雰圍氣を醸し出す、2009年の初詣でここに来たけど人が多すぎで神社をゆっくり見る機会が無かった。藤原氏のゆかりで昨日の談山神社としてのつながりも興味深い。奈良公園を歩きながら鹿を撮って、奈良駅前の平城宮太極殿跡を軽く見学。


乃楽 春日大社



奈良駅 平城宮太極殿跡


長柄駅におりで山へ歩き、幾つの神社を通り大和神社に到着。ここも元伊勢という。名前の縁で戦艦大和関係者がとく參り、戦艦大和の碑と展示も行っており。ここから山辺道なのだが、桜井段のような古道の雰圍氣が無く、近代で通学路として整理されたのが原因のようで、もとの山辺道ではないという話もある。夜都伎神社の茅葺拝殿はかなりの見所であった。廃仏毀釈で久永寺跡の名残を拜め、石上布留へ向かう。


乃楽 大和神社



乃楽 山邊道 夜都伎神社

乃楽 山邊道 久永寺跡


石上神宮は相変わらず美しい。物部氏氏神だけあって昔から神聖視された。楼門模型、七枝刀レプリカの展示などは以前気づかなかったところであった。境内に石上布留関係の石碑が多数、柿本人麻呂の歌碑が屋台に隠されたのが惜しいけど何とか写真を撮れた。『萬葉集』にある布留の高橋の場所は実に不明だけど、今は同名の新橋が掛けており、そこからハタの滝が拜める。天理教神殿を経て天理駅、その規模に驚いた。


乃楽 石上神宮



乃楽 布留高橋



乃楽 天理教神殿


京都には三條で泊まり、3000円/日の安ホテルで朝食付き。途中には池田屋事件跡があり、レストランとなっておる。
池田屋

京大で友人と集合、百万遍知恩寺で除夜の鐘、吉田神社下鴨神社で初詣からホテルに戻った。