英霊の声、読了 - 久遠の絆FS はてな+

二二六事件三部作の筆頭である英霊の声。
世間も三島氏自身も憂国の方が高い評価しているが、私がその英霊の声が好む。
幽斎の法からはじめ、枕詞や祝詞をめいた大和言葉、民俗学好きには堪らない内容を混めている。
神道よりも古神道ネタである。古神道家である友清歓真の著作も引用していた。
英霊は寧ろ和魂でもなく、まして幸魂・奇魂と違って、猛々しき千早振る荒魂である。
彼は、裏切られた英霊、兄神こと２２６事件の決起将士、そして弟神こと二戦の特攻隊隊員である。
誰に裏切られた？日本史上一番神風が吹くのに相応しいその二つの時、現人神である昭和帝に裏切られた。
そこで、強烈的に喚起された作品のイメージは、同三島氏の『海と夕焼』である。
「なぜ、あの時、神風が吹かなかったのか？」という、三島畢生の疑問にして遺憾である。
美しい言葉遣いに、荘厳たる文字の羅列、そして溢れる高昂たる情感、まさに三島の美学の代表格といえよう。
天皇批判と二二六事件・大東亜戦争の関りに、問題作として思われるが、
三島の文学が好き、そして古神道や士道・武士道が好きな方に、是非お薦めたい作品である。

■大日本史

　坂上浄野，少承家風，武藝絶倫。平城帝御武徳殿，天下騎射士二十人，浄野以東宮少進與其選，又與歩射士佐味香飾麻呂、飯高常比麻呂角射，浄野為最。弘仁中，為陸奥鎮守将軍，時年二十七。尋兼陸奥介，為右近衛少将。天長初，貶薩摩守，俄遷土左權守。入敘正五位下，為陸奥出羽按察使。【文徳実録。】承和中，奏言得鎮守將軍匝瑳末守牒偁：「自去年春至今年春，百姓妖言，掻擾不止。奥邑之民，去居遁逃。須差添戍兵，招聚赴農。又粟原、賀美兩郡，百姓逃出者多，官不得抑留。臣以為，防禍鎮擾，宜慎未然。又栗原桃生以北俘囚，控弦巨多，似從皇化，而反覆不定。盛夏豊草，馬肥虜驕之時也，儻有非常，難可支禦。伏望，差發援兵一千人，四五月問結番上下，暫候寇至。其糧料者，依例支給所在穀。上奏待報，恐失事機，仍且發且奏。」敕許之。【続日本後紀。】在任數年，夷民和親，關塞無事。入為右馬頭，遷右兵衛督，累兼因幡、相模守，至正四位下。嘉祥三年，卒，年六十二。【文徳実録。】子當宗。【坂上系図。】
http://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/dainihonsi/dainihon.htm

■尖閣諸島事故
いいたことは山ほどですが、残念ながら時間が無い。
交流協会の動きがあります。それは良いことだと思います。
http://tw.news.yahoo.com/article/url/d/a/080615/5/11apb.html
今度の件は、誤解とコミュニケーションの不足で関係の悪化を招く事は遺憾の極まりです。
交流協会ほど両方の事情をある程度把握できる機関が仲人になれば、私的望むかぎりのことです。
既に成見が深くてある程度悪化していたが、それは良い発端だと信じたいんです。
http://tw.youtube.com/watch?v=wcmy2EJPSOM

■ひれ伏せ平民どもっ！
http://netallica.yahoo.co.jp/news/37946
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1150984
http://www.nicovideo.jp/watch/sm526539
MunyuさんのBLUGから拝借したリンクです。どころで、メールフォームを送ったのですが、届きましたか？

こうした動きに対し、当の宮内庁は「皇室に対する誹謗や侮辱に関しては、相手に注意をすることもあるのですが……」（宮内庁報道室）と困惑気味。実際に眞子様を扱ったイラストや動画を確認したというが「何とも言えませんね……特に中傷しているわけでもないようですし……」（同）と語るのが精一杯の様子で、皇族がキャラクター化され、アイドル的な扱いを受けているという事態に、対応を図りかねているようだ。

■回螺　宣伝ムービー

■絶望映す身勝手な「テロ」　秋葉原事件で東浩紀氏寄稿
http://www.asahi.com/national/update/0612/TKY200806120251.html