補給物資、万葉集試訳

■補給物資


万葉集試訳

0618 大神女郎贈大伴宿禰家持歌一首
 狹夜中爾 友喚千鳥 物念跡 和備居時二 鳴乍本名
 小夜中(さよなか)に 友呼(ともよ)ぶ千鳥(ちどり) 物思(ものおも)ふと 侘居(わびを)る時(とき)に 鳴(な)きつつ本無(もとな)
 寂靜深夜中 喚友千鳥欲呼朋 吾陷物思間 侘居鬱鬱低落時 千鳥無由乍啼鳴
大神女郎 0618

大神女郎」,傳未詳。蓋大神朝臣氏之女子。1505亦有歌。
「友呼(ともよ)ぶ千鳥(ちどり)」,後事或以「友千鳥」比喻千鳥群集翱翔,對照作者獨寢,更生羨情。
「物思(ものおも)ふと」,「と」字多表意圖、目的之「とて」之略,此則為情態性修飾句。
「侘居(わびを)る時(とき)に」,「侘(わ)び」乃因失意而缺乏力氣之狀。此蓋云作者失戀。
「鳴(な)きつつ本無(もとな)」,無由、不識相地號啼,令作者失意更深。

0619 大伴坂上郎女怨恨歌一首 【并短歌。】
 押照 難波乃菅之 根毛許呂爾 君之聞四手 年深 長四云者 真十鏡 磨師情乎 縱手師 其日之極 浪之共 靡珠藻乃 云云 意者不持 大船乃 憑有時丹 千磐破 神哉將離 空蟬乃 人歟禁良武 通為 君毛不來座 玉梓之 使母不所見 成奴禮婆 痛毛為便無三 夜干玉乃 夜者須我良爾 赤羅引 日母至闇 雖嘆 知師乎無三 雖念 田付乎白二 幼婦常 言雲知久 手小童之 哭耳泣管 俳徊 君之使乎 待八兼手六
 押照(おして)る 難波菅(なにはのすげ)の 懇(ねもころ)に 君(きみ)が聞(きこ)して 年深(としふか)く 長(なが)くし言(い)へば 真十鏡(まそかがみ) 磨(と)ぎし心(こころ)を 許(ゆる)してし 其日(そのひ)の極(きは)み 波共(なみのむた) 靡(なび)く玉藻(たまも)の 云云(かにかく)に 心(こころ)は持(も)たず 大船(おほぶね)の 褚(たの)める時(とき)に 千早振(ちはやぶ)る 神(かみ)か放(さけ)けむ 空蟬(うつせみ)の 人(ひと)か障(さふ)らむ 通(かよ)はしし 君(きみ)も來(き)まさず 玉梓(たまづさ)の 使(つかひ)も見(み)えず 成(なり)ぬれば 甚(いた)も術無(すべな)み 烏玉(ぬばたま)の 夜(よる)は通(すがら)に 赤開(あからひ)く 日(ひ)も暮(く)るる迄(まで) 嘆(なげ)けども 驗(しるし)を無(な)み 思(おも)へども 方法(たづき)を知(し)らに 幼婦(たわやめ)と 言(い)はくも著(しる)く 手童(たわらは)の 音(ね)のみ泣(な)きつつ 俳迴(たもとほ)り 君(きみ)が使(つかひ)を 待(ま)ちや兼(か)ねてむ
 日光押照兮 難波菅根生繁茂 菅根懇睦兮 君之所言聽聞矣 年深無際限 永末相伴情不滅 清澄真十鏡 百般磨茢此心者 聞汝言心許 以聞言日為堺極 吾猶重浪間 隨波漂盪靡玉藻 此方又彼方 心無定所甚忐忑 猶乘大船兮 心欲思褚憑君時 千早振稜威 諸神阻兮離放乎 空蟬憂世間 諸人妨兮礙障乎 昔日訪通兮 君不復來日已久 玉梓華杖兮 吾不復見使人來 如此日已久 悲嘆然哀甚無術 漆鄢烏玉兮 終夜嘆息徹晚闇 赤開輝照兮 終日哀息迄夕暮 欷歔雖如此 所求無驗莫得償 返復雖念煩 不知方法莫有計 幼婦手弱女 吾猶其名甚貼切 如手童赤子 唯有發音泣哀號 俳迴步徒然 切望君使再來訪 苦待難耐浸憂思
坂上郎女 0619

「押照(おして)る 難波菅(なにはのすげ)の」,押照乃難波之枕詞。「菅(すげ)の」乃借「菅根(すげのね)」之音引出「懇(ねもころ)」之序。
「懇(ねもころ)」,全心、蘊含心意。
「長(なが)くし言(い)へば」,此云對象表示將長久相愛。
「真十鏡(まそかがみ)」,「磨(と)ぐ」之枕詞。當時以青銅、白銅造鏡而易曇,須時常磨光。
「磨(と)ぎし心(こころ)を」,磨練心智令其澄茢。此云不輕信男性浮言,潔身自愛。
「許(ゆる)してし」,此有(為對象所言打動。)決心緩和之意。
「其日(そのひ)の極(きは)み」,以其日為境。
「波共(なみのむた) 靡(なび)く玉藻(たまも)の」,引出「云云(かにかく)に」之序。「の共(むた)」乃與之相共之意。
「大船(おほぶね)の」,「褚(たの)め」之枕詞。
「神(かみ)か放(さけ)けむ」,此云莫非有邪神欲拆散兩人。
「人(ひと)か障(さふ)らむ」,此云莫非世間有人欲阻礙兩人。以上皆為臆測男方不再來訪之因。
「夜(よる)は通(すがら)に」,通夜、徹夜。『日本靈異記』有「竟夜,よもすがら。」云云。
「方法(たづき)を知(し)らに」,不知方法,無計可失。
「幼婦(たわやめ)と 言(い)はくも著(しる)く」,此云弱女子之無力,切如其名。
本歌為怨恨歌,但未明對象為孰人。有虛構說、代作說等。自「玉梓(たまづさ)の 使(つかひ)も見(み)えず 成(なり)ぬれば」移唯七五之調。

0620 反歌 【承前。】
 從元 長謂管 不令恃者 如是念二 相益物歟
 初(はじめ)より 長(なが)く言(い)ひつつ 褚(たの)めずは 如是思(かかるおもひ)に 遭(あ)は益物(ましもの)か
 若自初始時 汝云永末相伴者 吾不恃褚之 則今不須苦如此 徒守空閨浸憂思
坂上郎女 0620

「長(なが)く言(い)ひつつ」,蓋為「長くと言ひつつ」之略。一直稱述將永遠相愛。
「褚(たの)めずは」,此云作者若自一開始就不信男方之花言巧語,今日亦不須遭逢如此痛苦。