お盆放浪、伊勢二日目

■お盆放浪、伊勢二日目

昨日の行程がハードだったので、今日は自転車を借りて參るスポッドが少ないけど道が長い宮川地方を巡る。
相変わらずお伊勢さんを巡るの地図が分かり難いと言うか、古いからマークされたCheck Point無くなったりするので川原神社を通りすぎで地元の人に聞いたら「パチンコ屋ならあそこに有ったけどが潰れた。そこに神社があったけ?」って感じの返事を頂いた。長年古墳・神社を巡る勘が働いて無事月讀尊御魂を祭る川原神社を辿った。伝説によると、月讀尊はここで宮川の上流から来られた倭姫命を迎え、大若子命の船に乗り、宮川をおられたので、宮川の守護神として伝えられた。


そのまま道すがら進んで自動車道の下を越えてから、園作神である曽奈比比古命、御前神を祭る園相神社が鎮座する。


ここまでは何となく順調でしたが、これから道が長くて分かり辛くしかも雨が降り始めた...とほほ。結局結構迷うってからようやく久具都比賣神社を見つかり、大水上神の御子・久具都比女命久具都比古命を祭るお社だった。この路線は、基本交通量の多い県道沿いに在り、特に山を登らないとかいけない場所はなく、但し縦長が長いので自転車を利用するほうが無難だろう。また、夏場だと水分や塩分の補給を注意したほうがいい。


午後からは晴れ、外宮に戻り、北御門でようやく開放された度會國御神社・大津神社への道を出会って参拝できた。度會國御神社の祭神・彦國見賀岐建與束命は天日別命の御子で度会神主の祖である。大津神社の葦原神は五十鈴川河口の守護神という。伊勢神宮外宮の宮域内にも拘らず人数の少ない道が清幽な雰囲気を漂う、大津神社から通行止めの先は上御井神社があり、そこで上御井神社を遥拝できる。

  • 豐受大神宮 攝社 度會國御神社 彥國見賀岐建與束命


  • 豐受大神宮 末社 大津神社 葦原神

御井神社は神宮の御料水として使われ、日別朝夕大御饌祭からはじめ神宮諸祭には必要不可欠で神聖視された存在である。言い伝えによると上御井が涸れたことはないとされるが、『太神宮諸雑事記』によると永承5年に上御井の水が涸れ、土宮の前の下御井の水を汲んだとの記録あり。上御井に異変ある際には朝廷から使いを派遣し祈謝するといわれる。


昨日もハードだけど、翌日もかなりキツイ予定していて、今日は比較的に回る点が少なく、省エネな感じでゆっくりお伊勢を回ることが出来た。ゲストハウスの方はアメリカ人に続いて(先日通訳された...)、フランス人も入ってなお更グローバル気分になり、また滝原宮へ行きたい女子も居て賑やかである。ちなみに私は別宮の中にも特に遠い滝原宮はお勧め、内宮に彷彿する宮域で人ごみも無く清清しい雰囲気に包まれるステキな場所である。
ユメビトハウス夜食会の二日目、先日からご家族一行の方々が積極的料理を作ってるのが恐縮だった。皆で自己紹介をして、私も含めて意外と年がかぶるタメ組みが何人もあり、ヘルパーのN川さんは見た目より年上でよく話している作品をリアルタイムで見た世帯だと初めて分かった。こんなメンツなのでまた酒を買出し、伊勢の夜にと乾杯!って秋ならず夏の夜長を過ごした。