真字万葉集

真字万葉集電子テキストの製作、完成致しました。
http://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/waka/manyou/mana.htm
直接、目録ページからリンクするとこうなります。いや、長かったです。
http://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/waka/manyou/ind0.htm

その目録の話ですが、一番気になるのは、巻十七のタイトルが若干おかしいと思うところです。

敝電子テキストでは

  • 3965 同廿年二月廿九日,守大伴家持贈掾大伴池主悲歌二首 并序。
  • 3967 沽洗二日,掾大伴池主更贈歌二首
  • 3969 三月三日,守大伴家持更贈歌一首 并短歌。
http://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/waka/manyou/ind0.htm#m17

となる部分、またそれ以降には、メイン底本の新全集では、

  • 3965 守大伴家持贈掾大伴池主悲歌二首 并序。
  • 3967 同廿年二月廿九日,守大伴家持歌二首
  • 3969 沽洗二日,掾大伴池主更贈歌二首
  • 三月三日,大伴家持送掾大伴池主七言詩一首 并序。

であります。以下にもオカシイと思う処が幾つあります
目録を作りながら違和感を感じずつ、最後は訓読万葉集を従って調整しました。


要する、歌を読む人、そして誰に使われたのかは良く混乱しているように見えます。
その原因は、多分、例えば、3967の沽洗(やよひ)二日,掾大伴宿禰池主。みたいな所が、3968の補註ですか、或るいは3969のタイトルなのか、それがよく分からなくなる事にあります。訓読万葉集では、その文字を3968を続いた左註のように解釋されたそうですが、新全集では題詞として扱ってます。


私的は左注に見えますが、どうかな...と思いました。
新全集の解釈や校定付記などを読んで、それについての説明が見つかりませんでした。
その時、ヤカナビの中川さんと相談して、
初版ですから新全集のチェックミスでは?とは思いました。


と、言いながら、最近になって、ようやく新全集がこの件についての説明が付録の各巻解説にあることを気づきました。

 この巻の上にも、と言うより、この巻において殊に烈しく、目録の不備が、古来、指弾されてきた。そのごく一部だけを示そう。それは家持と池主とが贈答往来する書状が交互に貼り継がれている部分で、書翰の末尾に記した日付・署名が、その次に来る相手の書翰と凝着して境目が分からなくなる、こんな無意味な接合が目録では繰り返されている。...


(中略)


 少なくとも家持本人がこの前後の目録を作成したとは考えられない証拠として注目すべきである。

とりあえず、メモしておきます。




大日本史

 橘氏公,以皇后弟,累歷顯要。承和十一年,拜右大臣,敘從二位。既而上表辭食封一千戶。帝賜書許之。乃移病就第。十四年,薨,年六十五。【續日本後紀。】世稱井手右大臣。【公卿補任。】遣中使宣詔,贈從一位,遣參議滋野貞主;治部大輔房世王等,監護喪事。【續日本後紀。】子岑繼。

http://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/dainihonsi/dainihon.htm


■日本のアニメバブル崩壊 DVD不振、新番組も減
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1258998.html
もっと減っちゃえ!

94 : シザンサス(catv?):2009/05/04(月) 11:44:06.94 id:H74ZNf8o
減って288本って大杉だろ。アニヲタだって全部見られん。

全部見ると廃人になるぞ...半分見ても社会機能が働いているかどうかも疑います。


■RX-3



■右翼語試験
http://d.hatena.ne.jp/noharra/20090414#p2
右翼語っていうか、ただ右翼の人が多用するだけで言葉自身が右翼というわけでもないと思いますが...
読み方が判る言葉も、判らない言葉*1もありますが、意味が大体わかります。
http://homepage2.nifty.com/pole-pole/diary/past/2003_04.html#4/27
が、ここの説明を見れば自分の認識と少し食い違いもあるようですね、どうでしょう。
例えば、八紘一宇にはどこか「本来一つ」の意味があるでしょうか?あと「皇祖」をアマテラスの一柱に特定するのもおかしいと思います。弥栄イコール万歳*2というのも違和感を感じます。
やっぱり古代史ファンと右翼の間にこいう齟齬が生まれたのでしょうか?


■諫山冥さんじゅうはっさいで年齢ショートコント
http://www.syu-ta.com/blog/2009/01/04/223752.shtml



*1:まぁ、自分には漢音で読むのが普通ですから...

*2:たとえ繁栄を祈って言う語。ばんざい。と記す辞書があっても古典にはこういう用例が有るでしょうか?