■五穀起源
五穀起源説なのですが、
『古事記』では須佐之男命（素戔鳴尊）が大気都姫神（保食神）を殺して、大気都姫神の死体から五穀を生まれたことに対して、『日本書紀』では夜月見尊（月読命）が保食神を殺して、天熊人命によって保食神の死体から五穀を生まれたことを報告された事になります。この辺、『先代旧事本紀』も『日本書紀』と同じ記述になりましたのですが...
『先代旧事本紀大成経』はなんと、保食神を殺したのは天熊人命で、その五穀発生を見届けたのが夜月見尊になってます。つまり、『日本書紀』とは正反対のキャラ配置になります。なんでしょうね。
以下、『大成経』の抜粋です。
天照太神詔曰：「吾聞：『葦原中國，有地食保姬神。』宜爾天人熊命就。」天人熊命奉敕，降到地食保姬神許。地食保姬神迴頭，國嚮自口出飯。復海嚮臠，鰭廣鰭狹，亦自口出。復山嚮肉，毛麤毛柔，亦自口出。夫品物也，貯之百机而以饗矣。天人熊命甚發忿，慍然作色曰：「穢哉！鄙哉！寧可以口而吐之物，敢養我乎！」是以觸於口物為穢，不向於人吐食、吐唾不禮，不為斯於人前，其厥法之元也。
http://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/sendaikuji/ts05.htm
迺拔劍舉殺。然昇天復命，具言其事。天照大神而怒甚曰：「汝是惡神，不可赦罪，而計其行終中於殺。」是殺人之罪，不免其死刑，其法之元也。
天人熊命，勝勇神也。不能殺之。是至猛者難謀殺，其是元也。
白由於天祖。時天祖詔曰：「理罪不可遁。」即敕下天呪，天人熊命化成軍幡。天照太神取之，便為三軍璽幡，而常立天門前。是呪伏誅，其法之元也。
是食保姬神，得五榖自在，心生慢情，故遇此難。是人有慢心，則自得天障，其理之元也。
其後此三軍幡，磐余彥天皇時，化金色鳶，為勝軍瑞。今在山背國怨兒山大神，此神魔寫神。是天狗神為障為怨，其事元也。
天照太神復次敕曰：「月夜見尊，爾尊往見。」月夜見尊奉敕見之，於頭化生桑蠶，於目生小豆，於耳生粟黍稗，於口生兩稻種，於臍生油麻種，於陰生麥小麥。稚皇產靈命取之而進之。是向君命不思私恨，其事元也。
天照太神見之喜曰：「願見蒼生當食之衣而活者也。」是取蠶子並五穀種，其法元也。
以天殊棟命姊，天市千魂姬命，定天養媛，乃以桑蠶，為御衣寶。開天豐岡，植桑令養。是於朝廷后宮女官，養蠶不忽，其法元也。
命天養姬，口裏含繭，使得抽絲。是於后宮勤紝織業，其法元也。
神皇產靈尊兒，天御食保命神，定為天邑君。以粟麥豆藤，為陸田種子。以糧稻子，為水田種。雜穀殖天廣圃，稻穀植天狹田及天長田。其秋垂穎八握莫然，氣甚快也。是從上門耕而至民家兮。耕稼業不忽，其法之元也。
■キリ番
自ら360000きり番を踏んだ...
