本朝一人一首

■本朝一人一首、借りました。
新大系漢詩を集めて作ったやつかと思いましたが、ちゃんとした本でした。
そのうち電子テキスト化するかもしれません。ただ今、目録作成中。


最初の目的は、前賢故実の参考として使いたかったのですが、
どうやら『日本漢詩集』の方があたりが多そうです。ちょっと借りられる所を探さなきゃ.....
取り合えず、前賢故実と照合すればこういう調子です。

  • 有智子内親王の歌が「巫山高」で『経国集』で収録済み。「江上落花」は未録。
  • 小野篁は「隴頭秋月明」で同じく『経国集』所収、野人詩の出典が未だ知りません。
  • 大江音人の「花落鳳臺」は収録すみ。169。出典は江談抄。
  • 都良香は『都氏文集』の「倉頡讚」を収録、171。「敬上所天閣下」は未収。
  • 藤原基經「内宴」は収録すみ。391。出典は江談抄。脚註は未収録。
  • 島田忠臣「惜櫻花」未収、代わりに『雑言奉和』「歎深字」175で収録。
  • 大蔵善行『雑言奉和』「城南水石亭」189収録、「惜秋翫殘菊」未録。
  • 菅原淳茂『扶桑集』「初逢渤海裴大使有感吟」未録。『和漢朗詠』「月影滿秋池」204収録。
  • 紀長谷雄『雑言奉和』「城南水石亭」190収録、「山無隱」未録。
  • 三善清行『雑言奉和』「城南水石亭」192収録。