三島由紀夫文学館

■山中湖文学の森 三島由紀夫文学館



真跡、初版小説、遺髪、遺爪、妹と猫達の写真、ご子息監修の生涯及び豊饒の海の紹介映画などなど、なにより三島還原書齋!
もう満足過ぎて、死んでもいいわ


三島由紀夫『わが創作方法』

私はいつも人間よりも風景に感動する。小説家としては困つたことかもしれないが、人間は抽象化される要素を持つてゐるものとして私の目に映り、主としてその問題性によつて私を惹きつけるのに、風景には何か黙つた肉体のやうなものがあつて、頑固に抽象化を拒否してゐるやうに思はれる。自然描寫は実は退屈で、かなり時代遅れの技法であるが、私の小説ではいつも重要な部分を占めてゐる。


■文豪とネコ
http://corobuzz.com/archives/35120

猫。あの憂鬱な獣が好きでしやうがないのです。芸を覚えないのだつて、覚えられないのではなく、そんな事は莫迦らしいと思つてゐるので、あの小賢しい拗ねた顔つき、綺麗な歯並、冷たい媚、なんとも云へず私は好きです。


ラシーヌ原作『ブリタニキュス』修辞の弁

  • 終幕
    • 原文:Plût aux dieux que ce fût le dernier de ses crimes !
    • 逐語訳:これが彼の犯罪の最後のものであることが神々のお気に召しますように!
    • 内藤濯訳:神々よ!これが我が君の最後のおん罪科(つみとが)でありますように。
    • 三島修辞:神々よ!これが我が君の最後の御罪科でありますように。


■補給物資


■ネコまる編集部『ニャンダフル! 100名言 迷ったとき、悩んだときの』
http://www.amazon.co.jp/dp/4777812928
読了。
水野敬也『人生はニャンとかなる!』に比べると質がやや劣ると思います。「ニャンとかなる」の方が写真と名言がリンクしているものの、「ニャンダフル」はなんかただ写真を一緒に並べただけ感じがする。