年末年始放浪記・伊勢二日目

■年末年始放浪記・伊勢二日目
本当は旅行の計画は熊野まで...というか熊野もあんまり計画してない。出る直前修羅場モードに入った為詳しい計画をとらなかった。
本日奈良へ移動するつもりで順路として伊勢市斎宮→奈良のほうが単純かもしれない。かといってまた先日至らなかった二見方面で參れなかった社へも聊か遠い気がする。先日購入した『お伊勢さんを歩こう〜神宮百二十五社巡拝案内』を読んで、泊まってるウィークリーマンション伊勢から近い大湊区で朝一出発、荷物は置くままチェックアウトの10時前戻り、それから斎宮へのも良いかなと思いつく、早速未明で出た。


実は二見ででも感じついたけど『お伊勢さんを歩こう』の地図がかなりRoughy的、既に土地勘のある人用という気がする。第一、歩く前提で掛かれて、道の大小さや確実さ、省略なども微妙なところが多い。地図を見てデカイ道と思うけど本当は道らしい道がなく田んぼの眞中とかは後ほど斎宮を回るときも実感した。経路的に河原淵神社→御食神社→志宝屋神社→河原神社→伊勢市に戻るつもりですが、最初から人を訊ねないと分からなかったりする。河原淵神社は船江上社の中にあるのだ。船江上社の朧ヶ池に妙な形の竜がある、その一番奥は河原淵神社。


河原淵神社・(船江上社域内)

  • 豐受大神宮 攝社 河原淵神社 澤姫命


御食神社の祭神は倭姫命に御水を奉った老人の霊こと水戸御饗都神塩土老翁を祭った志宝屋神社も行きけどちょっと迷った上に時間の配慮で河原神社へ、そこも見つかり難い、なお同坐というのは本当に社殿がないのを実感した。地元の方も毛理神社を知らないようだ。


御食神社

河原神社、毛理神社(河原神社同坐・社殿なし)

  • 豐受大神宮 攝社 御食神社 水戸御饗都神
  • 豐受大神宮 攝社 河原神社 川神
  • 豐受大神宮 末社 毛理神社 木神


移動まで斎宮歴史博物館、斎宮歴史体験館をじっくり滿喫使用と思って電車で斎宮へ行くと、なんと「さいくう平安の社」が出来上がった。ただし、入れない。調べてみたら歴史博物館、歴史体験館含む年末年始休みだそうだ。それは酷く失敗。とりあえず取れるだけの写真を外からとることに。油菜花が非常に綺麗に咲いていた、Nikon1 J4で写真を撮ってる学校の先生と出会って、楽しく話しながら向こうから神麻續機殿もしく神服織機殿まで送っていただける有り難い申し込みが...恐縮しながら言葉に甘えた。そのまま神麻續機殿神社は、あとは歩いて神服織機殿神社に行って漕代で奈良へかと最初思ったんですが、斎王の森、織殿神社も行きたかったので斎宮駅にもどることにした。斎王の森には斎王宮趾の碑と大伯王女の歌碑がある。歴史の道には斎宮關係の和歌が綴り、やっぱり斎宮は見所の多い場所と再確認した。




伊勢 等比復原斎宮寮



斎王の森

 藤原宮御宇天皇代 高天原廣野姬天皇,諡曰持統天皇。元年丁亥。十一年,讓位輕太子,尊號曰太上天皇也。【持統】
0105 大津皇子竊下於伊勢神宮上來時,大伯皇女御作歌二首
 吾勢怙乎 倭邊遺登 佐夜深而 雞鳴露爾 吾立所霑之
 我が背子を 大和へ遣ると 小夜更けて 曉露に 我が立濡れし

織殿神社


伊勢 神麻續機殿神社

伊勢 神服織機殿神社


奈良駅着してすぐほほえましく場面に出会い、奈良ウガヤゲストハウスで泊まり。居心地のよいハウスだった。近くにやたがらすという焼き鳥屋がある...先日まで熊野にいる自分には微妙な光景だった。



ゲストハウスはなかなか面白い体験だった。ホテルだったらみんな自分のことしか興味ないがここでは初対面の人にも関わらず旅行の感想・情報を共用できる。なんとフランス人がイラスト感覚で漢字を書いたり、中国からの留学生が学んだ史跡・文物をこの目で見たいとか夜中まで色々話した。自分のサイトを言い出すと、時間が無いとき報告がお世話になったとか言われた。(とほほ)こんな感じで奈良二泊が始まった。