補給物資、万葉集試訳

■補給物資

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  • Auguste Villiers 未来のイヴ
  • 白川静 甲骨文の世界 古代殷王朝の構造 東洋文庫204
  • 池田清隆 磐座百選 日本人の「岩石崇拝」再発見の旅
  • Kankan 伊勢神宮 こころを照らす神々の都
  • 田崎力 田崎力写真集 夜神楽の里

  • 押井守 やっぱり友だちはいらない
  • 押井守 誰も語らなかったジブリを語ろう
  • 蘇美 文藝女青年這種病,生個孩子就好了

万葉集試訳

3388 【承前,七六卅六。】
 筑波禰乃 禰呂爾可須美為 須宜可提爾 伊伎豆久伎美乎 為禰弖夜良佐禰
 筑波嶺(つくはね)の 嶺(ね)ろに霞居(かすみゐ) 過難(すぎかて)に 息衝君(いきづくきみ)を 率寢(ゐね)て遣(や)らさね
 常陸筑波岳 嶺上霞居駐霏霺 離情難分捨 哀怨嘆息男子者 汝當引入率寢矣
佚名 3388

「筑波嶺(つくはね)の 嶺(ね)ろに霞居(かすみゐ)」,雲霞高掛山頭,。久居不去之狀。「過難(すぎかて)」之序。
「率寢(ゐね)て遣(や)らさね」,率為帶領,ね表希求。
女子之胞姊,或是善體人意之近緣,鼓勵女子將門外的男子召入室內之曲。

3389 【承前,七六卅七。】
 伊毛我可度 伊夜等保曾吉奴 都久波夜麻 可久禮奴保刀爾 蘇提婆布利弖奈
 妹(いも)が門(かど) 彌遠(いやとほ)そきぬ 筑波山(つくはやま) 隱(かく)れぬ程(ほと)に 袖(そで)は振(ふ)りてな
 回顧伊人許 門楣漸遠彌遙矣 然在筑波山 尚仍可見未隱時 不止揮袖訴離情
佚名 3389

「隱(かく)れぬ程(ほと)に」,「程(ほと)」於此為清音,表時間限制之內。
雖然相離漸遠,不可見其門楣,但願在尚可望見筑波山之間,仍揮袖惜別。

3390 【承前,七六卅八。】
 筑波禰爾 可加奈久和之能 禰乃未乎可 奈伎和多里南牟 安布登波奈思爾
 筑波嶺(つくはね)に 嚇鳴(かかな)く鷲(わし)の 音(ね)のみをか 泣渡(なきわた)りなむ 逢(あ)ふとは無(な)しに
 常陸筑波嶺 嚇鳴鷲鵰之所如 放聲慟啼哉 唏噓哭泣度終日 只因別去無逢由
佚名 3390

「嚇鳴(かかな)く鷲(わし)の」,「嚇鳴く」為尖銳之鳴聲。『和名抄』云「嚇,かかなく。」以上為「音(ね)のみ」之序。
「音(ね)のみをか 泣渡(なきわた)りなむ」,詠嘆疑問。「のみ」於此為強調。

3391 【承前,七六卅九。】
 筑波禰爾 曾我比爾美由流 安之保夜麻 安志可流登我毛 左禰見延奈久爾
 筑波嶺(つくはね)に 背向(そがひ)に見(み)ゆる 葦穗山(あしほやま) 惡(あ)しかる咎(とが)も 實見(さねみ)え無(な)くに
 自於筑波嶺 背向眺望之可見 葦穗山所如 伊人缺失可咎處 實全無兮莫可覓
佚名 3391

「背向(そがひ)に見(み)ゆる」,「背向(そがひ)」乃結合「背對」與「朝向」之語。作者蓋自筑波山之西南眺望。
「葦穗山(あしほやま)」,以上三句乃藉「葦(あし)」帶出「惡(あ)し」之序。
「惡(あ)しかるとがも」,「咎(とが)」為可用以非難之處。
「實見(さねみ)え無(な)くに」,「實(さね)」與後文否定呼應,為完全沒有的意思。反駁他人非難戀人之曲。

3392 【承前,七六四十。】
 筑波禰乃 伊波毛等杼呂爾 於都流美豆 代爾毛多由良爾 和我於毛波奈久爾
 筑波嶺(つくはね)の 岩(いは)も轟(とどろ)に 落(お)つる水(みづ) 世(よ)にも盪漾(たゆら)に 我(わ)が思(おも)は無(な)くに
 女體筑波嶺 激越擊岩響轟隆 烈瀧之所如 吾心堅貞銘鍾情 豈將猶疑蕩漾哉
佚名 3392

「落(お)つる水(みづ)」,筑波山山頂分為男體、女體,此云自女體山西側流下之男女川。
類歌3368。 https://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/waka/manyou/m14.htm#3368

3393 【承前,七六卌一。】
 筑波禰乃 乎弖毛許能母爾 毛利敝須惠 波播已毛禮杼母 多麻曾阿比爾家留
 筑波嶺(つくはね)の 彼面此面(をてもこのも)に 守部据(もりへす)ゑ 母(はは)い守(も)れども 魂(たま)そ合(あ)ひにける
 常陸筑波嶺 彼面此面扼要處 咸設守部据 雖然嚴母戒森嚴 吾等情投魂已合
佚名 3393

「守部据(もりへす)ゑ」,守部指監視、戍守之人。以守衛山上避免遭盜伐之番人,比喻母親嚴防男子接近自己的掌上明珠。
「魂(たま)そ合(あ)ひにける」,「魂(たま)」指心靈。古俗以為,生靈可出竅,與他人之靈魂結合。
類想歌3000。 https://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/waka/manyou/m12.htm#3000

3394 【承前,七六卌二。】
 左其呂毛能 乎豆久波禰呂能 夜麻乃佐吉 和須良許婆古曾 那乎可家奈波賣
 狹衣(さごろも)の 小筑波嶺(をづくはね)ろの 山崎(やまのさき) 忘(わす)ら來(こ)ばこそ 汝(な)を懸(か)け無(な)はめ
 狹衣紐緒兮 小筑波嶺峰頂上 山岬端道間 若能忘情越來者 蓋得不呻汝名哉
佚名 3394

「狹衣(さごろも)の」,「狹(さ)」為接頭語。以衣紐之緒(を)雙關「小筑波嶺(をづくはね)ろ」之枕詞。
「小筑波嶺(をづくはね)ろ」,「小(を)」亦接頭語。
「忘(わす)ら來(こ)ばこそ」,蓋「忘(わす)れ來(こ)ばこそ」之東國語,用「來」者蓋為出發前預想經由筑波山而用。
「汝(な)を懸(か)け無(な)はめ」,「懸(か)け」表將對方之事說出口。

3395 【承前,七六卌三。】
 乎豆久波乃 禰呂爾都久多思 安比太欲波 佐波太奈利努乎 萬多禰天武可聞
 小筑波(をづくは)の 嶺(ね)ろに月立(つくた)し 間夜(あひだよ)は 澤(さは)だ成(なり)ぬを 復寢(またね)てむ哉(かも)
 自於小筑波 嶺上新月現姿形 相去至今者 不逢之夜數已多 寔當復逢相寢哉
佚名 3395

「月立(つくた)し」,「月立(つくた)ち」之東國語。新月已現,指時光流逝,月已更迭。
「間夜(あひだよ)」,自於最後相逢之晚,不得相逢之日數。
「澤(さは)だ成(なり)ぬを」,「澤(さは)だ成(なり)ぬるを」之轉。

3396 【承前,七六卌四。】
 乎都久波乃 之氣吉許能麻欲 多都登利能 目由可汝乎見牟 左禰射良奈久爾
 小筑波(をづくは)の 繁木間(しげきこのま)よ 立鳥(たつとり)の 目(め)ゆか汝(な)を見(み)む 小寢(さね)ざら無(な)くに
 誠如小筑波 山中繁木樹林間 踞鳥之所如 我倆只得遙相視 不復再得共枕眠
佚名 3396

「繁木間(しげきこのま)よ」、「よ」為「より」之略。
「立鳥(たつとり)の」,以上為帶出「目(め)」之序文。
「目(め)ゆか汝(な)を見(み)む」,詠嘆疑問。曾經是共枕而眠的戀人,如今只能遠遠觀看。
「小寢(さね)ざら無(な)くに」,無法相寢。