補給物資、万葉集試訳

■補給物資

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拾遺和歌集 卷第四 冬歌
https://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/waka/syuui/syuui04.htm
拾遺和歌集 卷第五 賀歌
https://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/waka/syuui/syuui05.htm


万葉集試訳

4179 【承前,反歌第二。】
 霍公鳥 夜喧乎為管 和我世兒乎 安宿勿令寐 由米情在
 霍公鳥(ほととぎす) 夜鳴(よな)きをしつつ 我(わ)が背子(せこ)を 安寐勿寢(やすいなね)しめ 努心(ゆめこころ)あれ
 杜鵑霍公鳥 汝當夜鳴至拂曉 愛也吾兄子 莫令夜寢得安眠 慎之勿怠當努心
大伴家持 4179

「安寐勿寢(やすいなね)しめ」,相當於長歌之最後兩句。
「努心(ゆめこころ)あれ」,「努(ゆめ)」一般用於禁止表現,此則更強調於耳提面命霍公鳥按照家持之只是,莫令池主安寢。

4180 不飽感霍公鳥之情,述懷作歌一首 【并短歌。】
 春過而 夏來向者 足檜木乃 山呼等余米 左夜中爾 鳴霍公鳥 始音乎 聞婆奈都可之 菖蒲 花橘乎 貫交 可頭良久麻泥爾 里響 喧渡禮騰母 尚之努波由
 春過(はるす)ぎて 夏來向(なつきむか)へば 足引(あしひき)の 山呼響(やまよびとよ)め 小夜中(さよなか)に 鳴(な)く霍公鳥(ほととぎす) 初聲(はつこゑ)を 聞(き)けば懷(なつ)かし 菖蒲草(あやめぐさ) 花橘(はなたちばな)を 貫交(ぬきまじ)へ 蘰(かづら)く迄(まで)に 里響(さととよ)め 鳴渡(なきわた)れども 尚(なほ)し偲(しの)はゆ
 佐保春既過 驕陽初夏來向者 足曳勢險峻 呼響山中音不絕 月渡小夜中 鳴啼喧至霍公鳥 聞其初聲者 不覺感懷心神往 至於菖蒲草 以及花橘之疇等 手持而貫交 皆為蘰玉五月節 雖然徹里間 鳴響飛渡聲不絕 尚猶偲之令人怡
大伴家持 4180

「夏來向(なつきむか)へば」,「來向(きむか)へ」為時節來臨之意。
「山呼響(やまよびとよ)め」,「呼(よ)び」表其鳴聲有如呼喚人般之表現。
「花橘(はなたちばな)を 貫交(ぬきまじ)へ」,將含苞未放之菊花串為蔓冠或項鍊。
「蘰(かづら)く迄(まで)に」,此云編制藥玉之端午節句

4181 反歌三首 【承前。】
 左夜深而 曉月爾 影所見而 鳴霍公鳥 聞者夏借
 小夜更(さよふ)けて 曉月(あかときつき)に 影見(かげみ)えて 鳴(な)く霍公鳥(ほととぎす) 聞(き)けば懷(なつ)かし
 小夜深而更 晨曦曉月照臨下 薄闇見已影 鳴泣啼喧霍公鳥 聞其聲者我神怡
大伴家持 4181

「曉月(あかときつき)」,日葡辭書云:「あかつきづけ,拂曉時之月。」見於舊曆廿五日之後。然此歌所作,蓋在三日至五日之間,則當再三更月沉,朝時蓋為曉闇。故其蓋非依據實景之描寫。
「影見(かげみ)えて」,自到自身的形姿。

4182 【承前。】
 霍公鳥 雖聞不足 網取爾 獲而奈都氣奈 可禮受鳴金
 霍公鳥(ほととぎす) 聞(き)けども飽(あ)かず 網捕(あみと)りに 捕(と)りて馴(なつ)けな 離(か)れず鳴(な)くがね
 杜鵑霍公鳥 愛憐鳴聲聞不厭 願張網捕之 飼以親昵伴身邊 可不致離聞其囀
大伴家持 4182

「網捕(あみと)りに」,張羅設網之捕鳥法。「に」指示手段。
「離(か)れず鳴(な)くがね」,「離(か)れず」表不曾離去,「かね」指希求以及原因。
類歌3917 https://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/waka/manyou/m17.htm#3917

4183 【承前。】
 霍公鳥 飼通良婆 今年經而 來向夏波 麻豆將喧乎
 霍公鳥(ほととぎす) 飼通(かひとほ)せらば 今年經(ことしへ)て 來向(きむか)ふ夏(なつ)は 先鳴(まづな)きなむを
 杜鵑霍公鳥 若得久飼伴身邊 待至今年過 明年來向夏頃時 蓋可先聞其囀哉
大伴家持 4183

「飼通(かひとほ)せらば」,若能飼養牠一整年的話。
「來向(きむか)ふ夏(なつ)」,夏日來臨。
「先鳴(まづな)きなむを」,率先聽聞其鳴聲。

4184 從京師贈來歌一首
 山吹乃 花執持而 都禮毛奈久 可禮爾之妹乎 之努比都流可毛
 山吹(やまぶき)の 花取持(はなとりも)ちて 由緣(つれ)も無(な)く 離(か)れにし妹(いも)を 偲(しの)ひつるかも
 棣棠山吹花 折枝手持為何哉 薄情不流連 倏然別去我妹矣 以為緣物寄情哉留女
女郎 4184
 右,四月五日,從留女之女郎所送也。

「花取持(はなとりも)ちて」,主詞為作者・留女女郎。
「由緣(つれ)も無(な)く」,薄情。表姊坂上大孃不顧忌女郎等的心情,毫不留戀地逕自赴其夫君任地。

4185 詠山振花歌一首 【并短歌。】
 宇都世美波 戀乎繁美登 春麻氣氐 念繁波 引攀而 折毛不折毛 每見 情奈疑牟等 繁山之 谿敝爾生流 山振乎 屋戶爾引殖而 朝露爾 仁保敝流花乎 每見 念者不止 戀志繁母
 空蟬(うつせみ)は 戀(こひ)を繁(しげ)みと 春設(はるま)けて 思繁(おもひしげ)けば 引攀(ひきよ)ぢて 折(を)りも折(を)らずも 見(み)む每(ごと)に 心和(こころな)ぎむと 茂山(しげやま)の 谷邊(たにへ)に生(お)ふる 山吹(やまぶき)を 宿(やど)に引植(ひきう)ゑて 朝露(あさつゆ)に 匂(にほ)へる花(はな)を 見(み)る每(ごと)に 思(おも)ひは止(や)まず 戀(こひ)し繁(しげ)しも
 空蟬憂世間 浮身戀繁情不絕 每逢春日臨 千頭萬緒情緒亂 引攀執枝葉 無論折之或不折 每每見之者 平和此心以為慰 茂盛繁山間 幽谷壑邊所叢生 棣棠山吹花 引之植在吾宿庭 每見為朝露 霑濡增艷妍花矣 此目不轉睛 此情踟躅不能止 徒增相思戀更繁
大伴家持 4185

「空蟬(うつせみ)は」,活在世間之凡人。
「見(み)む每(ごと)に」,原文「每見」,而此為對於未然之發想。
「心和(こころな)ぎむと」,「和(な)ぎ」乃平穩。
「茂山(しげやま)の」,群樹茂密之山林。
「匂(にほ)へる花(はな)を」,「匂(にほ)へふ」表發出鮮豔之赤紅色。「を」為逆接用法,雖然將山吹植於庭院中,打算翫之而令心靈平和,反而催起相思之情。
「戀(こひ)し繁(しげ)しも」,此為大伴家持為其妻坂上大娘所代作,相思之對象指留女女郎。

4186 【承前,反歌。】
 山吹乎 屋戶爾殖弖波 見其等爾 念者不止 戀己曾益禮
 山吹(やまぶき)を 宿(やど)に植(う)ゑては 見(み)る每(ごと)に 思(おも)ひは止(や)まず 戀(こひ)こそ增(ま)され
 棣棠山吹花 植之育在吾宿庭 每見妍花者 憂情踟躅不能止 徒增相思戀更繁
大伴家持 4186

「戀(こひ)こそ增(ま)され」,本以為相思之情可得舒緩,反倒更增戀慕。

4187 六日,遊覽布勢水海作歌一首 【并短歌。】
 念度知 大夫能 許能久禮乃 繁思乎 見明良米 情也良牟等 布勢乃海爾 小船都良奈米 真可伊可氣 伊許藝米具禮婆 乎布能浦爾 霞多奈妣伎 垂姬爾 藤浪咲而 濱淨久 白波左和伎 及及爾 戀波末佐禮杼 今日耳 飽足米夜母 如是己曾 禰年乃波爾 春花之 繁盛爾 秋葉能 黃色時爾 安里我欲比 見都追思努波米 此布勢能海乎
 思共(おもふどち) 大夫(ますらをのこ)の 木暗(このくれ)の 繁思(しげきおも)ひを 見明(みあき)らめ 心遣(こころや)らむと 布勢海(ふせのうみ)に 小舟列並(をぶねつらな)め 真櫂掛(まかいか)け い漕迴(こぎめぐ)れば 乎布浦(をふのうら)に 霞棚引(かすみたなび)き 垂姬(たるひめ)に 藤波咲(ふぢなみさき)て 濱清(はまきよ)く 白波騷(しらなみさわ)き 頻頻(しくしく)に 戀(こひ)は增(ま)されど 今日(けふ)のみに 飽足(あきだ)らめやも 如是(かく)しこそ 彌年每(いやとしのは)に 春花(はるはな)の 繁盛(しげきさか)りに 秋葉(あきのは)の 黃葉(もみ)たむ時(とき)に 蟻通(ありがよ)ひ 見(み)つつ偲(しの)はめ 此布勢海(このふせのうみ)を
 志同道合兮 大夫壯士益荒男 木蔭下暗間 欲慰亂紊此憂情 眼望使心曠 冀以抒發致神怡 布勢水海間 並列小舟陳其陣 真櫂掛繁貫 戮力榜舟漕迴者 乎布浦之上 雲霞棚引飄霏霺 垂姬崎之間 藤浪盛咲綻一面 汀濱水清冽 白浪騷湧捲狂瀾 頻頻起不斷 憂思此戀彌徒增 若僅唯今日 豈得心飽意足哉 誠然如是矣 年年彌增徒更盛 每逢春花之 枝葉茂盛咲盛時 每逢秋葉之 黃葉火紅織錦時 蟻通未嘗斷 絡繹不絕觀此景 偲翫寄情布勢海
大伴家持 4187

「思共(おもふどち)」,志同道合之同志。
「大夫(ますらをのこ)の」,此云越中國府之官人。
「木暗(このくれ)の」,晚春初夏之樹木繁盛之下蔭。
「見明(みあき)らめ」,觀望布勢水海以讓心情晴朗。
「心遣(こころや)らむと」,一掃鬱悶之情緒。
「小舟列並(をぶねつらな)め」,「列並(つらな)め」為令多數之物體橫列。
「真櫂掛(まかいか)け」,相較於大船,小舟通常無固定之「檝(かぢ)」,而是以活動之「櫂(かい)」為主。「櫂(かい)」亦為操舵器具之通稱。
「い漕迴(こぎめぐ)れば」,布勢水海之湖岸線錯綜複雜,故稱漕迴。
「頻頻(しくしく)に」,頻繁。
「戀(こひ)は增(ま)されど」,戀本指思慕不再目前之人物之語,則當指思慕在京之家人。然依前後文意,抑或指心靈受水海美景所吸引之狀。